フラハティ「極北のナヌーク」/カナダのイヌイットの女性アーティスト


最近なぜか惹かれる北極圏。なんでかなーと思うんだけど、それはやっぱり東京みたいな場所に住んでいる病める人間の「シンプルに生きたい」という欲求と、地震とか異常気象とか「この地球はどうなっちゃうんだろ」みたいな心配と… そのすべてを受け止めてくれるからなんだろう。

あと野性の肉とか、大きな犬たちとか。私を惹きつける素敵なものが北極にはたくさんある。

有名なアイルランドを撮影した「アラン」を撮ったフラハティが、こんなのも撮ったんだよね。「極北のナヌーク」やはりアイルランド好きは北極に行き着くのか?(笑)



すごいですよ。80分ほどのドキュメンタリー映画。アラスカに暮らすシロクマさん(ナヌークさん)とその家族の生活を撮ったもの。1920年代のもんですよ。すごいよね。

こっちはがらりと変わって現代的な… カナダのアーティスト。すごいアートフィルムでしょ、これ。ビョークに近いものがある。タニヤ・タガクという人。



彼女の実際のパフォーマンスはこっち。いわゆる「スロートシンギング」なんだけど、普通これってイヌイットの文化では二人の女の人によって歌われるんだって。それを彼女は1人でやっちゃう。すごいね。



最近こういう原始的なもんにすごく惹かれるんだよね。こちらは私が彼女を見つけるきっかけになったガーディアン紙の記事。 ビョークがとっても「飼いならされたもの」に見える…とな(笑)確かにこれは野性の音楽だ。人間の根本的な音楽だ。すごくセクシーでもある。なんかこういうのにハマりだすと… キリがないなぁ! ちなみにこの素敵な彼女はクロノス・カルテットとかとも一緒にやったことがあるらしい。っていうか、さすがクロノス。ヴェーセンもそうだけど、私の興味が行く先々にいつもいる!!?