アイルランドのプロモーターのエイケン・プロモーションズ… ここ2日はダブリンでエド・シーランの84,000人の公演を成功させたようで…
I think it's safe to say that the last two nights will live in our memory forever. Thank you @edsheeran #EdCrokePark pic.twitter.com/twlxEBh4ry
— Aiken Promotions (@aikenpromotions) 2015, 7月 25
すごいよね。人口400万のアイルランドで84,000人だよ。エド・シーラン人気者だけど、他の国での最大規模公演って何人なのかしら… しかも2日間! 驚異的。
Thank you Ireland 🇮🇪
— Ed Sheeran (@edsheeran) 2015, 7月 24
それはともかくアイルランドのメディアは今この話題で一色。
7 reasons why Ed Sheeran is taking over the world #EdCrokePark http://t.co/dw4Ch75Ci1 pic.twitter.com/OnExonrSiQ
— Independent Ents (@IndoEnts) 2015, 7月 25
空からも!
#EdSheeran #CrokePark @gardainfo sometimes our pilots are treated some fantastic views! Enjoy your night! pic.twitter.com/1h516EA3Z8
— Irish Air Corps (@IrishAirCorps) 2015, 7月 25
これを実現させたエイケン・プロモーションズのピーター・エイケン、すごいよなぁ。彼はポール・ブレイディの2001年のヴィッカー・ストリートでの1ケ月におよぶすごい連続コンサートを成功させた人でもある。ポールのこの伝説の連続ライヴは今回CDとなって発表された。「ザ・ヴィッカー・ストリート・セッションズ Vol.1」だ。
このアルバムに当時のポールのプロモーターだったポール・チャールズがライナーを寄せていて、そこでこのかつて例のないものすごい連続コンサートについてあれこれ裏話を明かしているのだ。で、実はこの企画ももピーター・エイケン(この時は会場側のスタッフだった)と相談する中で、最初1週間分だけ発表して、そのあとでもう1週間追加し、場合によってはさらに追加で発表していこう、という作戦も水面下で検討されていたらしいのだ。確かにチケットの売れを心配するのであれば、それは賢明な作戦でもある。
でも、彼らはそれじゃダメだと結論づけた。ポールが1ケ月、連続でコンサートをやる。これはすごい企画だ。一度に、いっぺんに1ケ月分売り出さないと企画の「声明」としてのインパクトが弱い、と判断したのだ。
すごいよね! いや、ホントさすがだと思う。主催者は…そうやって自分の企画に自信を持たないと駄目だと思う。そしてひるんじゃダメだと思う。自信のある企画だったら、絶対に自信を持ってやるべきだ、と。これはこういう企画なんだよ、と声明を声高らかに打ち出さないとだめなんだ、と。すごいね。それにしても、ピーター・エイケンやるよなぁ。デキる奴はすごいわー、ホントー
会田誠さんの件… たった1件のクレームで…ちょっとショックである。そしてオレも小さいながらこのMusic Plant村を主宰して行く者として頑張らねばならぬと思う。いろいろ嫌なことはいくらでもある。でも企画を発表する者はちゃんと覚悟してのぞまないといけないんだ、と。もちろんピーター・エイケンや、会田さんみたいにすごい人たちと自分を並べるなんて、まったくおこがましいのだが…。でも私も、小さいけど自分の作る企画に対しては同じくらいの覚悟を持ってやっているのだよ、と。そりゃーウチの企画なんぞ荒川土手のイヌフグリみたいなもんだろ。でもイヌフグリでも、自信をもって発表しなくちゃ、ということなんだ。主催者とはそういうもんだ。
「大変ですね」と同情してくれる人も多いけど…。いやいや、主催者である私たちはそうやって自分の好きなことを実現しているんだから、それで幸せなんだよ。この大変さも、喜びも、主催者以外の誰のものでもないんだよ。でもってやるからには自分のアーティストを守る、自分のスタッフを守る、応援してくれるお客さんを守る…それは死守しないとな、と思う。何はともあれ早くポールに会いたい。
「The Vicar Street Sessions Vol.1 」ポールとヴァン・モリソンのデュエットなど、泣きどころ盛りだくさん。お買い物はこちらへ。
ポール・ブレイディは、もうすぐ来日します。詳細はここ。