映画「ホワイト・ゴット〜少女と犬の狂詩曲」を観ました

「ホワイト・ゴット〜少女と犬の狂詩曲」を試写会で拝見しました。ご案内いただき、ありがとうございます。

不思議な映画だった。ワンコと子供という鉄壁のキャスティングなのに、そういった可愛い感じがみじんも感じられない。媚びた感じがまったくしない。というか、あまりに、子供も犬も可愛くなさすぎるかも。あ、ちなみに褒めてるんですよ、これ。

ストーリーも派手さがないが、これまた「ハーモニー」同様不思議な世界観である。雑種の犬は税金がかかる世の中で、生活苦から犬を捨てに行くお父さん、悲しむ娘という設定。

肉屋が何度か出て来て牛の肉が、かなりグロテスクにおろされるシーンとかもあり、それが何かを象徴しているようなのだが、うまく理解できない。そういやこの肉屋では犬に襲われた主人が血だらけになったりする。

そして圧巻は最後の30分ほどの犬の「戦闘シーン」。「猿の惑星」もそうだったけど、ホントに「いいぞーーーっっ、かっこいい!」って気持ちになれる。人間はバカだが、動物は素晴らしい。そうそう、この映画CGとか使ってないんだって。リアルだよー イヌ! わんちゃんたちと一緒に走りたい。