EU FILM DAYS 2016 今年も注目の映画が目白押し!

今日はEU FILM DAYSのオープニング上映会&レセプションに行ってきました。なんか久しぶりに会うヨーロッパの大使館文化担当官の皆さんに、いっぺんにたくさん会えて良かったです。あとそれぞれの大使館さんのパーチーに伺っても皆さんホスト/ホステス役だと忙しそうであまりゆっくりお話しできないんだけど、今日は、そういうのがなかったので、とてもゆっくりお話出来ました。ちょうどスウェーデン、アイルランド大使館さんには、ヴェーセン、ルナサ、ナヌークが出演する20周年公演のチラシが届いたらしく「ちょうど今日届きましたよ〜」と声をかけられうれしい限り。皆さん,本当にいつも応援ありがとうございます。

EU FILM DAYS、そんなわけでヨーロッパの映画の祭典。明日からスタートなんですが、映画1本520円で見れますんで、是非皆さんも行ってくださいね。私も今年こそは何本か観ようと思っています。昨年はたしか1本も観れなかった。1昨年は結構見たけど。今年こそ期間中はこのパンフ持ち歩いて、営業中に隙あらば京橋に走ろう…

というわけで、ご贔屓の国のおすすめ映画を……の前に、まずは今日のオープニング上映で見せていただいたこの作品を。ルーマニアの「日本からの贈り物」(THE JAPANESE DOG)



ストーリーがゆっくりなのでちょっと退屈かもだけど、すごく良かった。この監督「東京物語」狙ったね。そういう感じ。最初ぎこちなかった家族が少しずつ家族らしくなっていく。はにかみ屋さんのお父さん。逆ストーリーだったら、おとうさん役はやっぱり笠智衆かな…。そんな風に思える作品。ルーマニアののどかな風景がこれまた絶品です。


こちらは映画に出演していたお二人。子役の男の子が大きくなってる。とってもシャイなので、笑って、と言ったらこの笑顔。ありがとね! オレンジジュースを飲んでいます。




というわけで、以下は普段お世話になってる大使館の皆さんのおすすめ作を。

スウェーデンの出展作「アヴァロン」(おもしろそう!!)ロキシー・ミュージックの「アヴァロン」が流れてるし!


デンマークの出展作「特捜部Q キジ殺し」こっちもスリラーか。メジャー感ありありで、ストーリーのテンポも良さげ。めっちゃ面白そう。


フィンランドは青春もの? これフィンランド映画祭で上映されてたんだって。すでに見た人いるかな。「ビデオダイアリー」


でもって最大の1押しはこれですよ、これ!! 「アイルランド独立の夜明けから100周年」というタイトルのもと、この名作登場! 「ジミー、野を駆ける伝説」

このキャッチ上手い! 確かに独立から100年じゃ違うし、イースターライジングとか言っても日本人には通じないし。「独立の夜明け」だよね。

名匠ケン・ローチ監督(監督イングリッシュだけど、細かいこと言いっこなしだよね。アイルランドを描かせたら世界一なんですから!!)数年前に公開になってアイルランド・ファンはみ〜んな泣いて、超・超・超話題になったこの映画。ウチのお客さんでまだ見てない人は、まさか誰もいないと思うけど、一応紹介しておきますよ〜(笑)見てない人も「いや〜2度目が見たくってさー」とかウソぶいていいから、絶対に観に行ってよ〜



ところでEU FILM DAYSのパンフっていつもアイルランド作品が毎回トップなんですね、すごいですね、と言う話になったら、なんとこれって「アイルランド」の「あい」で国名あいうえお順で載せてんだって。今の今まで気がつかなかった。単に作品メジャー度順だと思ってた! IRELANDのIのアルファベット順でもなく「日本語国名順」ってのが泣かせる。ちなみにアイスランドはEUじゃないんで、必然とアイルランドが1番になる。すごいよ。でも良くみたら、これパンフレットにも書いてあったよ。国名の50音順ですよ、って。今まで何度もこの映画祭来てて、今の今まで気付かなかったよ。毎回アイルランドがトップですごいなぁ、とか勝手に思ってたよ。(ちなみにグリーンランドはEUからは離脱してます。あとノルウェーはEUには最初から加盟しておりません)

それにしても、これらすべての映画が540円ですよ。とってもお得。すべてのプログラムのタイムテーブルはこちら。東京は6月18日から7月10日まで。京都は6月25日から7月15日まで。東京は京橋の近代美術館フィルムセンターです。京橋の駅も近いですが、東京駅からも有楽町駅からも歩いて行けるよ。チェキラ! 公式ページはここ