20周年記念コンサート:アイルランド紅茶が選べます!


やっぱり紅茶といえばアイルランド。こっちの方が圧倒的でしょう! そして紅茶といえば、この方。「ファーザー・テッド」のミセス・ドイル。



そうなんですよね。紅茶を激しくすすめるのが正しいアイルランドのおばちゃんの姿。Would you like a cup of tea!? 「ファーザー・テッド」はアイルランド人が制作した離島に住む牧師さんたちのコメディ。ミセス・ドイルは未亡人(もしくは離婚して夫とは別れた)で、この離島の牧師館でかいがいしくもテッドを始めとする個性的な牧師連中の面倒を見ているのです。

私はこのコメディの大ファンで、こんなブログまでやっているんですが、アクセスが結構あったりするんですよ(笑)隠れファン多いんじゃないかな。

しかしこのミセス・ドイルを演じたポーライン・マクグリン、撮影当時なんとまだ30代前半でこの役をこなしたというから驚き。歩き方から腰の曲がり方から、しゃべり方から、何もかもが正しいアイリッシュのおばちゃんそのもの!!

アイルランドに行って外で紅茶頼むと、だいたいは、こういうポットで出てきますが、これ、いいよねぇ〜。茶渋がついて痛んでくると、味があって…。ふたをあけるとポットの底にはヒモがついていないティーバックが下手すると気前よく2、3個沈んでいる、という。でもこのステンレスのポット、安そうに見えて、実際、買おうとすると結構高いんだよね… 家に1コ欲しいんだけど。
アイルランド人のお家を訪ねて,こういうティーセットが出てきたのは、これだけアイルランドに通っているのに、ポール・ブレイディ邸だけです。初めてポールの家に行った時、奥さんがこういう素敵なティーセットで、ティーバックじゃない紅茶を入れてくれた。さすがシュター(アイルランドではスターのことをこう言う)は違う!


でも次に遊びに行った時は、奥さんが不在で、リビングではなく台所に直接通された私は、ティーバックをマグの中に投げ込むようにしてポールがいれてくれた紅茶を立ったまま飲んだけどね。(もっともこっちの方が正しいアイリッシュだとは思う)

好みもあると思いますが、私はアイルランドの紅茶は真っ黒になるまで入れるのが重要だと思います。コップの底がすけて見えたらダメ。ちなみにアイルランドでは自分好みの濃さのことを「My colour」と呼びます。そして紅茶好きの悲しい面なんですが、実は結局のところ自分でいれた紅茶が一番美味い、ということ。だから人がどんなに上手にいれてもらっても必ず不満が残る…。ましてや外で飲む紅茶なんて最悪です。

なのでライブハウスでアイルランドの紅茶がどのくらい再現できるのか。写真は私のマイ・カラー。


アールグレイや、ラプサンスーチョンはもっと薄くてもいいんだが…。もっともそんな気取ったものはアイルランドでは滅多に出てこない。

私は絶対にストレート派なんですが、牛乳を入れる方がアイルランド/英国では標準らしく、グラグラなお湯で入れた紅茶の温度を、飲めるまで下げる、という意図があるようです。私がストレートが好きだ、と言ってストレートで飲んでいたら「ちょっと水いれる?」と複数のアイリッシュに聞かれました。

いずれにしても牛乳も置いてもらえないかな…。明日の会場さんとの最終打ち合わせで会場さんとも打ち合わせてきます。

THE MUSIC PLANT20周年記念コンサートは、11月5日(土)、6日(日)の2日間で16:00開演。チケットはスタンディングで8,500円、着席券は13,500円。高くなっちゃって申し訳ありませんがウチの2大バンド来るんで、ご理解ください。紅茶はライブハウスの紙コップなんで限界がありますが、音楽は絶対に最高のものをお届けします。他にもセッションコーナー、ニッケルハルパの体験コーナーや、グリーンランドコーナーあり。詳細はこちら。

着席券、土曜日はあと5枚くらいで締め切ります。日曜日は余裕あり。どうぞよろしくお願いいたします。


PS
そうそう、昨日書き忘れたけどスウェーデンというか北欧に行くとこういう気取った紅茶のケースが出て来るが、私はあまり好きではない。好きなティーバック選んでください、みたいな。そうこうしているウチにお湯はどんどんさめてしまう。紅茶に関してはアイリッシュの方が正しいかな…(笑)