さて今日はこれからICE STATIONというプロジェクト/コンサートのチケット発売となります。
ここまでがホントに長かった!
このコンサートを制作する事になったきっかけをお話ししましょう。ご存知のとおり、私は今、なんとかグリーンランドのグループ、ナヌークを売り出そうと必死にやっているわけですが…。皆さん、ご存知のように10/5にCD発売、11月上旬プロモーションでバンドのフロントであるエルスナー兄弟が来日、という流れを作っているわけですけど…
ただ、今,世の中はとっても厳しい。とってもとっても厳しい。音楽を売ることは非常に難しい時代なのであります!
11月、COP22で環境問題が盛り上がる中、彼らは来日し、たくさんの取材をこなしてくれることでしょう。そしてその記事がバンド来日の直前にたくさん露出するかもしれません。それがチケットの売り上げを応援してくれることは間違いありません。でも、やはりそれだけではバンドのチケットを売る事はとても難しい。
そこで、ここで何か良いアイディアないかな…と、私はずーっとずーっと考えていたのでした。そしたら! ある日発見! なんと! ピーターとスコットたちが北極でコンサートをやっているではありませんか!? あらっっっ!!!
これがICE STATIONの第1回だったのでした。そうなんです。実は、私たちの共通の友人でイラストレーターのミシェル・ノアクという女性アーティストがいるんですが、彼女が北極で展示イベントをやるため、そのミシェルの応援に彼らがかけつけたというわけなのです。
ロビン・ヒッチコックのヴィーナス3として、そしてマイナス5として…。
懐かしいよなぁ。この前年の2005年にはR.E.M.が武道館公演をやっていたので、R.E.M.もばりばりの現役時代。よくすべてを調整できたよなぁ、自分!?!!(笑) ヴィーナス3/マイナス5のドラムのビルは、前任のビル・ベイリーがやめてからずっとR.E.M.でドラムたいてたし(現在はキング・クリムゾンで活躍中)、スコットだってずっとピーターの横でR.E.M.を支えてきたから、私はそんな巨大バンドで活躍する皆さんたちを出迎えるにあたって、とっても緊張していましたが、実際ツアーが始まってみたら、皆さん、ホントに手がかからないというかプロフェッショナルで、とっても素敵な人たちで、私はとても感動したのでした。(そう、手がかかるのは素人なんだよね…)
そして彼らも、私の手作りツアーが気に入ってくれて、それ以来何度も「日本にまた来たい」とずっと言ってくれてたんです。それから、なんだかんだで10年たっちゃったけど(笑)
あとナヌークはホントに「国全体が応援し誇りに思っている」バンドなので、彼らが自分のfacebookで有名ミュージシャンたちと海外で一緒にいる写真を載せると、グリーンランドの人たち全員をめちゃくちゃ喜ばせることになるんですよ。「いいね」の数がハンパないんです。この感覚は彼らと仕事していて、私も最高に感じています。彼らは彼らだけじゃない。彼らはグリーンランドそのものなんだ、と。ピーターたちと共演できたら、ウチのナヌークもグリーンランドの人たちも喜ぶぞ〜と。
そういうわけで、この2つを一緒に呼んでICE STATIONの東京編を作ろうということになりました。最初のタイトルはICE STATION VADSOに習って、ICE STATION SHIBUYA CITYということになってました。でも最後にギリギリになって、環境にフォーカスした公演なら多少無理しても京都もやった方がよかろう、なんてことになり、京都もやることに決めました。正直やらない方が経済的には安全と言われている地方公演(関西の方たちすみません。でもそれが現実なんです)、きついことはきついんですが、でも「京都議定書」の京都だもの! やっぱりこのテーマなら押さえておいた方がいいでしょう。
とにかくこれだけのメンバーが揃ってくれたので、私は責任重大なんです。
また2月に公演日を設定したのは、もちろん北欧の映画祭、トーキョーノーザンライツさんとの流れがあります。今回ナヌークが出演している「サウンド・オブ・レボリューション〜グリーンランドの夜明け」の上映もありますし、映画祭もどうか盛り上がりますように!
そしてホントは1月のピーターが毎年やってるメキシコのフェスとも上手い具合につなげたかったんだけど…残念ながら今年はなくなっちゃったみたい、ピーターのフェス。でもいいの。ピーター、だからこのICE STATIONに全力投球してね〜!!!
ちなみに左はノルウェーでのセットリスト。東京/京都では,ナヌーク1時間、アメリカ人の皆さん1時間の公演になる予定です。
これは前回の来日時のピーター、そしてドラムのビル・リーフリン。
前回の来日時はよく思い出してみたら早めに来て観光してたのよね。で、公演の告知になるから、といったらピーターとビルは、こうやって観光写真に納まってくれたのでした(笑) ありがとう。
かつ、10年前に感動的だった出来事はR.E.M.のホームページさんが私が頼んでもいないのに「みんなが東京に行くから」といってウチのちっちゃな公演の告知をしてくれた事です。ううう、あれは感動だった。さすがビックなロックバンドは違う!! これぞプロだよね、プロ。もっともそのあとのオーストラリア公演がメインだったのかもしれないけれど…
ってなわけで、私も責任重大。これからCOP22も始るし、皆さんと2月まで環境のことや地球温暖化のことを考えつつ,是非このコンサートを楽しみましょう! いろんなことは、またこのブログにも書いていきます。
今夜0時にチケットは発売になります。どうぞよろしくお願いいたします。公演の詳細、申込はこちらへ
ここまでがホントに長かった!
このコンサートを制作する事になったきっかけをお話ししましょう。ご存知のとおり、私は今、なんとかグリーンランドのグループ、ナヌークを売り出そうと必死にやっているわけですが…。皆さん、ご存知のように10/5にCD発売、11月上旬プロモーションでバンドのフロントであるエルスナー兄弟が来日、という流れを作っているわけですけど…
ただ、今,世の中はとっても厳しい。とってもとっても厳しい。音楽を売ることは非常に難しい時代なのであります!
11月、COP22で環境問題が盛り上がる中、彼らは来日し、たくさんの取材をこなしてくれることでしょう。そしてその記事がバンド来日の直前にたくさん露出するかもしれません。それがチケットの売り上げを応援してくれることは間違いありません。でも、やはりそれだけではバンドのチケットを売る事はとても難しい。
そこで、ここで何か良いアイディアないかな…と、私はずーっとずーっと考えていたのでした。そしたら! ある日発見! なんと! ピーターとスコットたちが北極でコンサートをやっているではありませんか!? あらっっっ!!!
ノルウェーで行われたICE STATIONのラインアップはこんな感じ。
ミシェルと仲間たち |
ミシェルは、もう何年も前から北極をテーマにした作品を発表し続けてきました。最初は坂本龍一さんやKTタンストール、マーサ・ウェインライトなどが参加した「Cape Farewell」というプロジェクトに参加したことがきっかけだったみたいです。「Cape Farewell」は地球温暖化問題を懸念する英国の団体が、ミュージシャンや映像プロデューサー、ミシェルのようなアーティストやカメラマンたちを北極圏に連れて行き、そこで見たものや経験したことをそれぞれの作品にして発表してもらうことで、より多くの人に地球温暖化問題を考えてもらおうというプロジェクトなのです。ミシェルも、これに参加して以来、何度も何度も北極に足を運んでいます。そして氷や北極をテーマにしたレンチキュラーやイラスト、写真など、いろんなアートを発表している。今回のチラシのメインイメージにしている写真もミシェルの作品です。
確か坂本さんは自分のレコーディングを抜け出して、レコーディングの途中でこの企画に参加されたそうで、翌年発表になった新作には、北極にちなんだ作品を収録されたそうです。この「Cape Farwell」は、世界的にもすごく評価されて、ミシェルの作品も他のアーティストたちの作品と一緒に、日本では科学未来館で展示され、私も見に行きました。
それにしても、そんな風にひょんなところで2つのバンドを結びつけるテーマがあったかと、私はますます北極の不思議に驚愕しているわけです。いや、やっぱり北極来てるわ!!! 北極はオレたちを呼ぶ! ちなみに、このアイディアに辿り着いたのが、実は1年前の今ごろ。そして、そこから会場をブッキングしたのが今年の2月でした。こうやってツアーというものは水面下で動いている時期の方がずっと長いんです…
ちなみにご存知ない人たちのために。以前ピーターとスコットたちは、私がこんな企画で日本に呼んでいるんです。10年前、2006年のことでした。
懐かしいよなぁ。この前年の2005年にはR.E.M.が武道館公演をやっていたので、R.E.M.もばりばりの現役時代。よくすべてを調整できたよなぁ、自分!?!!(笑) ヴィーナス3/マイナス5のドラムのビルは、前任のビル・ベイリーがやめてからずっとR.E.M.でドラムたいてたし(現在はキング・クリムゾンで活躍中)、スコットだってずっとピーターの横でR.E.M.を支えてきたから、私はそんな巨大バンドで活躍する皆さんたちを出迎えるにあたって、とっても緊張していましたが、実際ツアーが始まってみたら、皆さん、ホントに手がかからないというかプロフェッショナルで、とっても素敵な人たちで、私はとても感動したのでした。(そう、手がかかるのは素人なんだよね…)
そして彼らも、私の手作りツアーが気に入ってくれて、それ以来何度も「日本にまた来たい」とずっと言ってくれてたんです。それから、なんだかんだで10年たっちゃったけど(笑)
あとナヌークはホントに「国全体が応援し誇りに思っている」バンドなので、彼らが自分のfacebookで有名ミュージシャンたちと海外で一緒にいる写真を載せると、グリーンランドの人たち全員をめちゃくちゃ喜ばせることになるんですよ。「いいね」の数がハンパないんです。この感覚は彼らと仕事していて、私も最高に感じています。彼らは彼らだけじゃない。彼らはグリーンランドそのものなんだ、と。ピーターたちと共演できたら、ウチのナヌークもグリーンランドの人たちも喜ぶぞ〜と。
そういうわけで、この2つを一緒に呼んでICE STATIONの東京編を作ろうということになりました。最初のタイトルはICE STATION VADSOに習って、ICE STATION SHIBUYA CITYということになってました。でも最後にギリギリになって、環境にフォーカスした公演なら多少無理しても京都もやった方がよかろう、なんてことになり、京都もやることに決めました。正直やらない方が経済的には安全と言われている地方公演(関西の方たちすみません。でもそれが現実なんです)、きついことはきついんですが、でも「京都議定書」の京都だもの! やっぱりこのテーマなら押さえておいた方がいいでしょう。
とにかくこれだけのメンバーが揃ってくれたので、私は責任重大なんです。
また2月に公演日を設定したのは、もちろん北欧の映画祭、トーキョーノーザンライツさんとの流れがあります。今回ナヌークが出演している「サウンド・オブ・レボリューション〜グリーンランドの夜明け」の上映もありますし、映画祭もどうか盛り上がりますように!
そしてホントは1月のピーターが毎年やってるメキシコのフェスとも上手い具合につなげたかったんだけど…残念ながら今年はなくなっちゃったみたい、ピーターのフェス。でもいいの。ピーター、だからこのICE STATIONに全力投球してね〜!!!
ちなみに左はノルウェーでのセットリスト。東京/京都では,ナヌーク1時間、アメリカ人の皆さん1時間の公演になる予定です。
これは前回の来日時のピーター、そしてドラムのビル・リーフリン。
前回の来日時はよく思い出してみたら早めに来て観光してたのよね。で、公演の告知になるから、といったらピーターとビルは、こうやって観光写真に納まってくれたのでした(笑) ありがとう。
かつ、10年前に感動的だった出来事はR.E.M.のホームページさんが私が頼んでもいないのに「みんなが東京に行くから」といってウチのちっちゃな公演の告知をしてくれた事です。ううう、あれは感動だった。さすがビックなロックバンドは違う!! これぞプロだよね、プロ。もっともそのあとのオーストラリア公演がメインだったのかもしれないけれど…
ってなわけで、私も責任重大。これからCOP22も始るし、皆さんと2月まで環境のことや地球温暖化のことを考えつつ,是非このコンサートを楽しみましょう! いろんなことは、またこのブログにも書いていきます。
今夜0時にチケットは発売になります。どうぞよろしくお願いいたします。公演の詳細、申込はこちらへ
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