映画「幸せなひとりぼっち」を観ました

機内放送で観ました。「幸せなひとりぼっち」だいぶ前に観たのだけど(4月のポーランド出張の時かな)DVDが出るみたいだし、一応北欧映画だから記録にもなるし…というわけで。Better than never。感想を書いておきます。自分のメモ代わりかな(笑)

とある住宅ストリート(専用道路がありそこに長屋ではない一戸建ての家が並ぶ)に住む、うるさ型老人オーヴェ。規律を守らない隣人たちを厳しくしかりとばし、妻を亡くしてからはさらに気難しさに拍車がかかる。鉄道職員の職を追われ自殺しようとするも、隣りに引っ越して来た移民の一家(特に気のいい奥さん)に何かと邪魔され断念。彼が死の正装として選ぶスウェーデン・ブルーのスーツがやけにまぶしい。そして、なんだかんだと隣人の彼女に頼られるうちに心を開いたオーヴェは、彼女に自分の妻との出会いを語りはじめるのであった。

で、この奥さんソーニャがとっても素敵なのよ。ホント感動しちゃう。笑顔が素敵で前向きで…。いわゆる彼女の素晴らしい笑顔が彼の人生の良い時代を象徴しているのだろうなぁ。事故にあって子供をなくし、車椅子生活になりながらも彼女はとっても前向き。苦労もあったが2人で手をとりあって生きてきた。
 
何でもスウェーデンでかなり売れたベストセラー本の映画化だそうで、かなりクオリティの高い作品です。良く出来てる。ちょっとでもアメリカ映画っぽいかな。思ったよりポップで,誰が観ても分かりやすく感動できると思う。

だから最近よく話題になるオリジナルのポスターと、日本向けのポスターやキャッチ、タイトルの違いですが、私は日本のやつは、すごく頑張っていると思います。おそらく英語圏向けに作られたこのポスターは、ちょっと映画本体に比べると暗いかな、と思う。シックで私は好きですけどね。

スウェーデン版のこっちの方がまだ受けるイメージに近いかな。晴れてるんだけど、露出のバランスが悪い的な。(こういう青みが強いのって何て言うんだっけ?)

いずれにしても、分かりやすいし、とても良い映画なので、是非観てください。もうDVDで売ってます。