ベッカ・スティーヴンス・バンド、素晴らしい! 日曜日まで公演は続きます。

行ってきました、ベッカ・スティーヴンス。いや〜よかった!!!

なんていうか、ほんとに自由。そして自由だけどしっかりコントロールが効いていて、こういう感じが一番好きです、私!! いや〜 堪能しました。

あいかわらず声がいいねぇ。彼女の才能を褒めるのに、よく作曲のことを取り上げられることが多いのだけど(いきなりリズムチェンジしたりする不思議な楽曲群なのだ… ちょっとジョニ・ミッチェルみたい)、私はこのヴォーカルのことを言いたい。このヴォーカリストとしての安定感とかコントロール感とか、もう最高中の最高だと思うんですよ。けっして「ディーバ」タイプではないんだけど、なんというか、ちょっとした息の抜き方というか、声の出し方というか、「歌」は「楽器の演奏」みたいに捕らえているんだろうか、とにかく細部までがっつりコントロールが効いていて、聞いていてめっちゃ気持ちがいいんですわ。おそらく彼女は無意識のうちにやっているのだろうけど、ホントに「センスのあるヴォーカリスト」だと思う。そこが重要。

全然関係ないけど、彼女の新譜をCD店に買いに行ってびっくりしたのだけど、彼女って「ジャズ」に分類されてんのね… 私はジャンル分けはよくわからないんだけど、でも、そうか、これがジャズなのだとしたら,すごいな、ジャズ(笑)

それにしてもいつもの事ながらバンドがいいねぇ!! バンドが抜群にいい。まさに、これがニューヨークだ!って感じ。 いいわ〜 バンドがおろそかな女性ヴォーカリスト、多いけど、ここはホントに一流だわ。

彼女の最新作を聞けば、がっつり作り込んであるので「アルバムの人だな」と思い、その新曲をライヴでやられちゃうと「ライヴの人だな」と思う。つまり、どっちも素晴らしいのです(笑)

彼女のライブの良さを伝えるいい映像ないかな〜と思っていたのだけど、あれこれ検索していたら、なんとコットンクラブでの2015年の来日時の映像があがってた!



このときもすごく良かったんだよなぁ…

新譜からは大好きなあの曲もやった。でも期待していたあの曲とあの今日が聞けなかったので、「2部は全部違う曲をやるわよ」 と宣言し1部を締めくくった彼女の声に後ろ髪を引かれる思いであったが…… くーーーっっ、2部も観たかったけど、急ぎの用事があったので、会場を後に。しかしあと6回公演があるのか… もう1回くらいみたい! なんとか仕事を早めに終らせてもう一度駆けつけよう!!

そう,なんと今回は4日連続、つまり今、この時点であと6公演残っている。東京はなんてラッキーなんだ!? 実質8公演連続公演というツアーになるわけで、でも彼女なら抜群の安定感でどの回も素晴らしいものにいなるでしょう。ますますパワーアップしたベッカ・スティーブンス。是非チェックしてください!!

■7.21.fri
[1st.show] open 5:00pm / start 6:30pm
[2nd.show] open 8:00pm / start 9:00pm

■7.22.sat & 7.23.sun
[1st.show] open 4:00pm / start 5:00pm
[2nd.show] open 6:30pm / start 8:00pm

MEMBER
Becca Stevens (vo,g,ukulele)
Liam Robinson (p,key,acco)
Chris Tordini (b,vo)
Jordan Perlson (ds,per)

自由席 6,500円から。詳細はここ。
コットン・クラブに行ったことない、という方はこちらを参考にしてください

このPVの頭で流れている「Queen Mab」もがっつりライブでパーフェクトに再現して、ビックリなんだけど、彼女の方はまったく自然体って感じ。そこがすごい。



CDはコアポートさんから。本人がステージでも言っていたけど、日本は世界中で唯一彼女のCDが全部買える国なんだって。すごいね。