メアリー・ブラック『No Frontiers Orchestrated』発売


そういうもんなのよね…  クラプトンは女に振られて『レイラ』を書き、子供に死なれて『Tears in Heaven』を書いたわけだけど、そういうもんなのよ。シャロン・シャノンも『Galway Girl』が死ぬほどヒットしたら恋人が突然亡くなったり。 いろんな意味で神様は公平なのかもしれないね。だからこの世界でバランスを取って生きていくことは本当に難しいんだ。

メアリーのことは詳しくはオートバイオグラフィーに詳しいです。私も知らなかったことがたくさん書いてあった。この新聞記事にもあるうつ病のこととか、子供たちに会いたくてないた夜とか、素敵なのは旦那さんとの出会いの話とか。日本のネタも満載だよ!(ここに詳細を書いた)

メアリーは私の一番大事なアーティストです。彼女がすべての始まりだった。彼女に出会ってなければ、何も始まってなかった。本当に大恩人。足向けては寝られない(笑)。

メアリーのことはこのブログに何度も書いているので、良かったら過去の投稿ですが読んでください。私とメアリーがどうやって出会ったか等々、最後の来日公演の盛り上げのために書きました。

1回
野崎が音楽業界に入ってから「NO FRONTIERS」に出会うまで

2回
懐かしいFMファンの表紙を獲得。ここからすべてが動きだした。

3回
初来日が決まるまでのイバラ道。たくさんの人にお世話になった。

4回
ここでメアリー・ブラックの少女時代からデビューするまでを紹介。クリスティ・ムーアのTV番組に出て一躍有名人に!  

5回
ファーストから「Collected」を経て「WITHOUT THE FANFARE」をリリース。

6回
90年。感動の初来日の様子。私はずーーーーっと泣いていた。まだチーフタンズが来日する前だった。

7回
私は始めてアイルランドに行く。メアリー「BABES IN THE WOOD」をリリース。グレッグソン&コリスターの事など。

8回
私は会社を辞める。二度と音楽業界はいやだと思った。

9回
英米の状況も動いてきた。。「ホーリー・グラウンド」のリリース。この時の来日はない。

10回
メアリー再来日のために動きだし私も音楽業界へ戻ることになる。日本の代表事務所という立場になり、メルダックと契約へ。95年来日。

11回
メアリーの「サーカス」リリース。そして私はレーベル事業を友達の会社の片隅で始めるのであった。

12回
メアリー、メルダックでコンピレーション「Wonder child」をリリース。いよいよレーベル事業開始。

13回
メアリー・ブラック、ボブ・ディランを歌う。

14回
ジョニ・ミッチェルのパートナー、ラリー・クラインとアルバムを作る。「シャイン」はメアリー唯一のアメリカ製作。97年来日。

15回
ドーナル・ラニーの「SULT」に参加。ヴァン・モリソンの「聖ドミニクの予言」(名演です!)など



16回
「Speaking with the Angel」そして私は独立。THE MUSIC PLANTを作る。事務所名はメアリーの事務所からもらった。99年の来日。

17回
ベスト盤/ライヴ盤そして「FULL TIDE」のリリースまで

18回
メアリーの次男ダニーとコローナズについて。

19
いよいよダニーとコローナズの来日!

20回
メアリー最後のスタジオアルバム。そして最後の来日が決まるまで



そのメアリーのオーケストラとの共演を収めたアルバムが出ます!  とりあえずこちらをご覧ください。


明日、アイルランドでは国営放送でTVの特番があるようですよ。RTEの番組って全編でなくても大体ネットにあがるので、たぶん日本からも見れると思う。またお知らせしていきますね。

メアリーのCDは、名盤『ノー・フロンティアーズ』の紙ジャケット他、ウチの通販に結構マニアックな在庫があります。他、アマゾンでは下記があるよ。

このCDは日本版はたぶん出ないと思いますが、おそらく日本からもDLやストリーミングで聴けるようになると思います。お楽しみに。