映画『シュバルの理想宮 ある郵便配達員の夢』を観ました。すごくよかった!

映画『シュバルの理想宮 ある郵便配達員の夢』を試写会にて拝見しました。ありがとうございます。

結論から言うと、すごくよかった! そして、この映画を見終わったあと、まずは最近話題になったこの話題を思い出したのでした…




これもまた自己表現の一種だよね。すごいと思う。郵便配達委員のシュヴァルは、配達途中で見つけた不思議な石につまずき、その奇妙な形に心をうばわれ、宮殿を手作りすることを決意。なんと30年間以上かけてものすごい宮殿を作り上げたのでした。

これがすごい…(実物の写真)





すごいよ。すごすぎるよ。全部1人で手作りだよ!

最初は変人だとからかっていた村の人々も、次第に遠くから噂をききつけてやってくるインテリたちの姿にならい、シュヴァルを感心して見守るようになるのでした。こちらの写真は本物のシャヴァルさんとファミリー。こうしてみると、主人公の俳優さん、本物に激似ですな…

奥さん役の女優さんも最高で押さえた演技が余計に心を打つ。とにかくストーリーがすごいので、あっという間の100分でした。

それにしても、この時代って肺炎とか、そういうので人がたくさん死んじゃう。

そして、このシュヴァルさん。めちゃくちゃ変人。不器用なんてもんじゃない(笑)。奥さんがトランスレートしないと、いわゆるちゃんとした社会的生活もいとめないんじゃないでしょうか。

でも男の人が必要なことを言わなかったり、かっこつけたり、不器用だったりするのを笑ってはいけない、って、わたしも最近習った。

がははははは。こんなだから私、もてないのよねぇ〜(爆笑)女は黙ってフォローしてあげなくっちゃ。(もてなくて結構と思っている自分がいるよ。全然反省の兆しなし…)

いやいや、マジで笑ったら失礼だよね。こういうコツコツ系は、わたしも嫌いじゃない。で、わたしもコツコツ編み物をやりたくなったのでした。嫌いじゃないんだよ、わたしも。こういう作業。ただ普段は時間がないだけで…

そして彼は生まれた自分の赤ちゃんにさえもなかなか心を開かない。でも少しずつ近づいていく娘と父親もいじらしい。そうして避けられない悲劇が彼らを待ち受けているわけだけど。

映画は都内は角川シネマ有楽町、恵比寿ガーデンシネマにて。12月13日より。ぜひご覧ください。詳細はこちら。