ついに観た!『ジョーカー』そうか、こういう映画だったのか…


ものすごい前評判だったので期待してみたのだけど… 正直、あまりピンと来なかったな。偏見かもだけど、アメリカのヒット映画の限界のようにも思えた。

ちょっと話にも矛盾点が多すぎるのではないか。もちろんエンタテイメント、ワクワク度、ヒヤヒヤ度優先なんだよ、映画なんだし…と、だいたいの映画においては細いことはつべこべ言わず見逃すのだけど、うーん、ちょっと納得いかないところが多すぎる。えっ、そうなるかな?みたいな箇所が多い。主人公の妄想癖も話をややこしくしすぎているのだが、まぁ、でもそこが哀しさを誘うっちゃー誘うのだが。

ってなわけで、正直絶賛というまではいかない…かな。点数でいえば70点くらい。悪くはないし見る価値はあるとは思う。ヒット作だし、一応見ておくべきだとは思う。

絶賛できるポイントとしては、主演の俳優さんは圧巻のひと言! ものすごい演技。ダンスはあくまで美しく悲しい。お母さん役の彼女もいい。他にも政治家や、笑わないその子供、いかにもな番組プレゼンターなど、それぞれの役がハマっている。この映画の何が弱いんだろう。脚本かな。それも話の流れなのか、言葉なのか。2時間使ってこれかという結論。なんかいろんな意味でパンチが足りない。パンチを期待していただけに…

明らかに80年代ごろの危険な街ニューヨークだと思われる街の冷たさ、彼のピエロのメイクに残る涙の後… よく描かれている。いろいろ思うところはあるが、やっぱりここには限界があるのよ。うまく言葉にできないな。それともこの映画を褒める人がよく言うように「後からじわじわ」くるのだろうか? 今の私はなんかアメリカでのヒット映画って、こんな感じなのよね…という結論しか出てないが。

時間の都合がつかずIMAXで見たら2,500円近く取られた… ちょっと失敗。画面の迫力と音は良かったけど。『猿の惑星』の次が出たら、IMAXで見よう!