意見真っ二つ


今朝咲いた大輪のタイタンビカス。毎年よく咲く。

さて、私のSNSのタイムラインは普段いたって平和である。誰も保守に投票してないし、誰も原発に賛成してないし、人にあからさまに汚い言葉を投げる人もいなし。私の理想の社会を実現する世界がそこにある。

でも先日自分のタイムラインを真っ二つに分ける出来事があった。とある社長のインタビュー記事において、大絶賛してる人と(こちらの方が世の中のマジョリティだと思う)、非難している人と(こちらは悪いけどマイノリティだろう)。あまり書くとバレるので書かないが、すごく興味深い現象だったので自分が忘れないように書く。

まぁ、前者の方が圧倒的に人数が多いことがせめてもの救いかな… 私としては非難している人たちの気持ちに近いのだけど、大絶賛している人の方に軍配があがるような世の中でなければ音楽業界は死んじゃうよ、と思ったからだ。非難してる人たちの言っていることは正論で、ものすごく正しいのだが、この人たちはまったく普段行動していないし、世の中に影響があることを何一つしていないのだもの。

おそらく私はどちらの気持ちも理解できるであろう、業界内でもレアな存在だと思う。非難している人たちは、ある意味頑固で頑なで、それであるからこそ業界内のその位置を確保していられるわけで…。彼らの音楽に対する愛情と知識の豊富さは本当にいつも心から尊敬している。そして、この他の人たち絶賛の社長のインタビューは、彼らのプライドを踏みにじっている、というのは痛いほど理解できるだけに、とても辛い。

今はみんなが一致団結してこのコロナ禍を乗り越えなければいけない時期だ。喧嘩している暇はない…と思うんだけど、とはいえ、みんな自分の生き方を変えるわけにはいかないんだろうな。なかなか難しい。

とにかくあまり自分の足元のぬかるみに足を取られるないように、ということかもしれない。ここから自分が学べることは何かよく考えてみよう。