映画『イエスタディ』を見ました


「バンドにエイド」「ケルト市」でバタバタだったので、このブログにだいぶ前に読んだ本のレビューなどアップできておりませんでした。この本は 9月中旬に読んで、このブログもだいぶ前に書いたのですが、今ごろ、アップ(笑)

すっごく面白かった!! Primeビデオにて現在無料。10月後半の今も無料です。

What ifディベートが意味がないのはわかるのだけど、やっぱりみんな想像する「もし〜が、こうだったら」

というわけで、ビートルズが存在しないパラレルワールドに飛ばされてしまった売れないシンガー・ソングライターがこの映画の主人公。マネージャー役の女性とは、ものすごく仲良しながらも、お互いプロフェッショナルな距離をたもっている。交通事故にあって世界が数秒停電してた間に、なぜかビートルズのいないへワープ!(笑)

怪我がなおってビートルズの「イエスタディ」を歌えばみんな知らないという。世界にとってビートルズはみんな新曲だ。とはいえ、たくさん歌っても最初は全く話題にならなかったものの、大スターのエド・シーラン(本人役で本人が登場)に見出せれ(のちにエドがビートルズの曲を「こっちの方がいい」といって改作するのには爆笑)、大きなアメリカのマネジメントに発見され、あれよあれよという間にスターダムに。

それにしても、ビートルズのない世界に、オアシスは、その存在すらもなくなっていたのは笑った。でも一番良かったシーンは、ジョンが78歳まで生きて静かに海辺の家で絵を書いているところだったね。あのシーンは最高で、あそこでこの映画の意味がぐっとわかった気がした。本当にビートルズ愛にあふれるいい作品だった。

マネージャーの彼女は可愛くて、まぁ、最後はそうなるだろうなというラブストーリー的な展開の予感はあったけど、途中までは大事務所のやり手の女のマネージャーにアーティストをゆずるなど、自分でも共感できる流れが良かった。でもマネージャーとしてプロでありたいならミュージシャンに手を出したらダメだよね(爆)。

何はともあれほんわか気持ちがあったかくなった。嘘をつかずに真っ直ぐ生きていくことが、素晴らしいことだと改めて。

DVDもあります。