小泉八雲展「放浪するゴースト」@ 新宿歴史博物館にお邪魔しました #新宿歴史博物館

 


やっと新宿歴史博物館の小泉八雲展「放浪するゴースト」におじゃますることができました。四谷の駅から行ったんだけど、歩いて10分くらいかな。

もう何度も書いているからみなさんもご存知だと思うのだけど、あの「怪談」で有名な小泉八雲ことラフカディオ・ハーンは、アイルランド人のお父さん、ギリシャ人のお母さんの間に生まれました。子供のころ、ハーンは父の実家であるアイルランドで育ちました。大叔母に聞いたゴーストストーリーズが彼の「怪談」と源となっているわけです。

なのでケルトやアイルランドファンはぜひチェックしてほしい、小泉八雲の世界。その多様性を大切にし楽しむ姿勢は、今の日本人が学ぶべきところがたくさんあります。


書簡の展示が多かったかな。八雲はたくさん手紙を書いていたんですね。あとこのパンフレットに掲載されている八雲が愛用していたという船型の虫かごがすごく可愛かったです。なんて繊細な手仕事! 八雲が気に入っていたのがわかりますね。

あと松江で私も一度見たことがあり、すごく好きだった、八雲の奥様であるセツさんの英単語帳も、なんと新宿に来ていました。鉛筆で丁寧に「犬=ドーグ」とか、「靴=シウ」とか書いてあって(Dog,  Shoesのことなんだろうけど)すごく可愛いのだ。愛情が溢れてるんだよなぁ。

あと前にも見たかもしれないけど、今回初めて見たかもしれない(笑)八雲の自筆の手紙 to 家族。なんとこれがオールカタカナw でもすごく綺麗な文字。



八雲の等身大パネルだそうです!


八雲って小さかったのね。親近感!! ところで小泉八雲のひ孫である小泉凡さんのこの本、めちゃくちゃ面白いですよ。まだ読んでない方はぜひ。アイルランド、ギリシャ、そして松江。本当にこの地球上には、妖精が住んでいる、そう思わせてくれる本です。


PS
図録は1,000円で、素晴らしいクオリティです。あとはアンケートに答えるとステッカーや小泉八雲物語コミック版が貰えたりします。それに加えてアイルランド大使館さんがロビーでパネルを展示されててポストカードもいただきました! このブックカバーも可愛いでしょ。