寺田有希『対峙力〜誰にでも堂々と振る舞えるコミュニケーション術』を読みました

 





ホリエモンチャンネルのMCでお馴染みの寺田さんが本を出した。最初はあまりその存在が気にならなかったのだけど、可愛くてよく通る声で、堀江さんや大物ゲストに対しても物怖じせずビシバシ番組を回しているような感じが好感を持てる。頭のいい子だなぁと思っていたんだけど、この本は出るべくして出たというか…  いやぁ、寺田さんよかったよね。

これは自分の夢がかなえられないと悶々と悩んでいる若者への寺田さんからのエールだ。望まれた場所でやってみる、人が褒めてくれる場所でやってみる。私も若い頃から今にいたるまで、実際はそうだったかもしれないよね。彼女と同じ歳の娘がいてもおかしくない年齢の私が読んでも気づきがたくさんありました。自分用にメモ。

自分は何を求められているのか、その上でどうすべきかを見きわめる。ここはいったいどういう場なのか、自分はなぜここに呼ばれたのか。それを常に考える。

そしてどんなに落ち込んでいてもなんでも(現場では)仕事スイッチを思いっきりいれる!

事前に準備していたことを入れるより番組全体の流れをつかむ(これ、私も自分がラジオに出たりする時にも活かせるアドバイスだよなぁ。いつも反省ばかりなのだけど)。使わなかった武器も、それはそれ。

褒める時は「生まれ持ったものよりも、その人が努力して身に付けたものを褒める」なるほど!! これ、めっちゃよくないですか。このアドバイス響いた。すごく難しいけど、人を褒める時にひとつ覚えておきたいことだよね。

また年上の相手の場合、褒めたりすると、上から目線と取られてしまうこともありかねないので、そういうときはその人に自分がしてもらってうれしかったことを告げてお礼を言うなどするといい。「あの時、いただいた言葉がすごく励みになりました」「あの時は勉強になりました」などなど(これもナイスなアドバイス)

世の中からすごいと思われている人にもできないことがあり、それはあなたができることかもしれない。とにかく素直に相手をリスペクト!

自分の特徴を知って、それを押さえた上で印象を変えることもできる。

反省は本番中にしてはいけない。その場はプロとしてやりきるべき(ここでなんとなく通訳の染谷和美さんが高校でしてくれた「通訳の仕事はすべて本番」という話を思い出した)

失敗した日ほど誰かと飲みたくなる。でもそうすると反省ではなくついつい悪口や愚痴になってしまう。きちんと反省は自分一人でする。

たいていの場合は誰もあなたのことを見ていません。あなたが自分に必死なように、みんな自分のことで精一杯なんです。(これ、私も常日頃思っていること。本当に重要)

キャリアを逆算で選ぶ時期は終わった。5年後の予定とかたてて、だったら今、これをやるべき…とかあまり意味がない。これだけ時代に変化があると予定なんて立てられない。もっと今を生きるべき。堀江さんも「将来の夢なんか、いま叶えろ」と言っている。将来、いつかを夢いて今を過ごすことにあまり意味はない時代。

…いいでしょ! とまぁ、54歳の私にも響く言葉がたくさんあったのでした。寺田さん、この本をありがとう。これからも頑張ってくださいね! 応援しています。

この動画に感動して買いましたが、本当によかったよね。そしてホリプロの社長って、すごいわ。さすがだわ。