あいかわらず普段会ってる友達に会えてないから、雑談恋しさで朝日新聞のポッドキャストを聴いています。
ゲストは「ハイパーハードボイルドグルメリポート」の上出遼平さん。
このテレビ番組、覚えている人も多いと思う。
どうやら10本しか制作&放送されなかったようなんだけど、インパクトすごかったよね。わたしは最初の2本くらいを見て目が点になった。全部は見てないんだけど、今は配信とかで見れたりするのかしら…
で、その上出さんが現在フリーになってポッドキャストをやられているらしい。そして朝日新聞のポッドキャストにゲストとして登場されたということなので、聴いてみた。
これがなかなか面白い。
全部で6本あって長いのだけど、だいたいは「お金にならない…orz」「なかなか広がらない...orz」「どうしたらいいかわからない…orz」みたいな話題をうだうだしているだけなのだが…(途中、お腹がすいて「もみまん」を食べたり)
でも時々キラっと光る言葉が上出さんや神田さんから出てくるから、やっぱり聴き逃せない。そして人生に悩む私も、あれこれ共感してしまうのだ。
ほんと私の仕事も大きくならない。儲からない。でも、こうしたら、あぁしたら…みたいにビジネスとして大きくなれるビジネスモデルが、まったく存在しないわけではない。
でも! それでもそれをやらないのは「それをやっちゃうと…」みたいなジレンマに陥ることも間違いないからなのだ。
上出さんのポッドキャストも「サブスクリプション」や「会費制」とかどうですか?みたいな話になる。こういう番組が大好きな人たち(私を含む)を囲いこんで、そこからマネタイズする方法だ。
そこで上出さん「これは自分のエゴなんですが…」と前置きした上で
「見たくもない、興味もない…そういう人に伝えたいというのが出発点なんで、サブスク化してしまったら、もともと僕が批判的だったものに成り下がってしまうんですよね」みたいなお話をする。
そして神田さんも言う。「そうなんですよね、僕らも新聞を読まなかったら知らなかった。そういものを届けたいんです」という。
わかる!
私も本当にわがままかもしれないけれど「こんなにすごい音楽があるのを知らなかった」というのものを、思いもかけない人に届けたいんだよね。
正直、本気になれば、いい音楽なんていくらでも自分で探せる、そういう時代だ。今や音楽は無料で聴き放題。だから自分で探すことは誰にでも出来てしまう。
それでも! それでも「野崎から聞くまで全然知らなかった」「興味なんてなかった」「まったく知らなかったんだけどハマってしまった」というのが欲しくて、私は自分の仕事をしているのだ。
誰がやっても同じみたいな仕事はやりたくないんだわ! すでに人気があるミュージシャン、誰がやっても同じ結果になる仕事。そういうのはやりたくないんだわ。
あぁ、もうっっ!(笑) 上出さんと神田さんに共感ありすぎる! 音楽で食べていけてることだけでも相当ラッキーなのに。さらにワガママな私。自分の幸せのハードルが高すぎるよ!!!
これだから生きていくのが辛いのかなぁ! ったくもー(笑)
あ、そうそう、最後の方で上出さんが言ってらした「見つけちゃったらやらざるをえない」というのにもめちゃくちゃ響いたので、ここにメモっておく。
そうなんだよ、すごい音楽見つけちゃったら、もう自分がやるっきゃない。日向敏文さんが新譜を出したら手伝うっきゃない。もう四の五の言ってられないんだよ。それが私が生きてるってことなんだもの!
がんばらなくちゃー 今日も暑く頑張ります。暑苦しくてすみまっせーん(笑)
でも今日は午後から休みと取って、ちょっと夏休みっぽいことをします。楽しみ。それまで5時間は仕事してから家を出るぞ。
あ、そうだ。あと、You Tubeをいよいよ真剣にやってみようかな…と思い、自分で再生リスト(個人的なものも含む)なども作って遊んでいる。よかったら、チャンネル登録どうぞ → THE MUSIC PLANT YOU TUBEチャンネル いや、別に新しい動画をアップするわけでは当分はないのだけれど。
そして、今、プロモーションで頑張っている日向敏文さんの音楽も、再び貼っとこ〜。がんばってますよ。