めちゃくちゃ素敵な本が届きました。
ものすごく凝った印刷。特色使い?
大きな北極を歩いていく、ピヒュッティ。
荻田泰永さん。このブログでも何回か紹介しているので、もうご存じだろうけど、荻田さんはおそらく現代の日本で一番、正統派の冒険家。
先日も子供たち(毎年小学6年生限定)をつれて100マイルアドベンチャーを成功させたばかり。もう11回目?だったな… すごいよね。
冒険、探検という行為をちゃんと社会的に結実されせることができる稀有な人。(他の人たちもすごいと思うけど、みんな好きなことをやってるだけだからね…とか言っちゃうのもナンだけど! それはそれですご〜く褒めていますよ、褒めています)
自分が冒険に行くだけではなく、毎年夏に子供たちをつれて歩き、キャンプし、100マイル(だいたい160km)を踏破するという企画。毎年、子供たちの楽しそう&大変そうな写真のレポートともに、私はいつも楽しませていただいている。
冒険とは? 探検とは? 荻田さんは哲学者でもあるんだ。
荻田さんには先日、某高校に行って講義をしていただいたが、本当にこの内容が良かった。紹介した私も鼻高々だったよ。(レポートはここ)
そして何よりお世話になっているのは、最近の私の読書(笑)。忘れないうちにツイートやダイレクトメールで冒険研究所書店さんに送っておくと、ある程度まとまった時に送ってもらえるというシステム。
時々自分が既に買っていることを忘れて2度も注文してしまい、「野崎さん、それ持ってるはずですよ」とか言ってもらえる。そんな私の読書生活の最強のパートナーなのです。
時々流れてくる本紹介ツイートも、やばいんだ… なんか惹くものばっかりで、ついつい。そんなふうに私の読書ライフを支えていただいております。
自分の行きつけの(あんまり行けてないけど!)本屋があるって、なんか嬉しいよね。
でも不思議なんだけど、本って買っても買っても絶対に後悔しないんだよね。どんなつまらない本でも必ず学べることが発見できるから、やっぱり読書はやめられない。
店頭をなかなか覗けないのが残念だけど、たくさん買っても自分で持って帰ってくるのも重いし、通販はやっぱり便利だ。
…と話がそれちゃったけど、この新しく出た絵本は、なんか印刷もとても変わっていて、表紙なんかは本当に雪の吹雪の中のよう。凹凸のでた印刷など、細部へのこだわりが素晴らしい。
井上奈々さんのイラストもとてもいい。北極に住む生物たちの姿もとってもよいし、ゆったり癒し系な感じを漂わせながらも力強く、かつ静かなようでいて動きがある。特にじゃこう牛! 特に風のシーン! そして白熊〜!
北極という命の循環に身を置き、ひたすら風の中を歩くピヒュッティ(=荻田さん)。なんかどんな哲学本より哲学してるんだよなぁ…
昨日の銀座蔦屋書店での絵本出版トークイベントでは @Chosan1976 佐藤さんが素晴らしい司会で話を引き出していただいた。「なぜ絵本を作ったのか?」とは、やはり何度も聞かれることだが、改めてイベントという場で言葉を尽くして話そうとすることで、自分の中に眠っていた動機を発見する場でもあった
— 荻田泰永 北極冒険家 「考える脚」 (@ogitayasunaga) August 29, 2022
比較するのもなんだけど、角幡さんのこちらの本も面白い。北極絵本、白版と黒版って感じか?(笑)
一応Amazonのリンク貼っておくけど、ぜひオーダーは荻田さん自身が運営されている冒険研究所書店さんへ。こちらで販売しております。
お店は小田急線桜ヶ丘駅前にあって、とっても居心地がいい。荻田さんも時々お店にたってらっしゃるので、ファンの方は訪ねてみるといいですよ。本を選んでもらうのもいいですよ。
ちなみにこのセットなどは超おすすめです。どれもすごい傑作。私もそれぞれの作品について、3時間くらい語りたいくらいです(爆)