ありがとう、薬師さん。本当にお世話になりました!




 (株)ヒーローの薬師さんが亡くなった。突然の訃報に本当にびっくりした。たまたま昨日お会いした共通の友人が教えてくれて、あわてて今日はお葬式に駆けつけた。間に合って良かった。なんとか直接お礼が言えた。

上の写真は在日日本商工会議所のfbページから拝借してきたのだけれど、薬師さんは真ん中の背の高い方だ。なんかの賞を受賞された時のもの。

薬師さんは、アイルランドの雑貨を輸入されていて、よくデパートに出店したりイベントに出店されたりしていた。

大使館のパーティもなれば、必ずそこにいらっしゃった。というか、薬師さんは本当に私設大使館か、っていうくらい、アイルランド関係者全員に本当によくしてくれた。

私は勝手に「薬師のお父さん」とか呼んでた。そのくらい薬師さんは面倒見がよく優しい方だった。なんというか、Giving giving givingな人だった。見返りを求めず、人に親切にし、とにかく誰からも頼りにされていた。ほんとに。

こういったブログを、わたしごときが書いていいものかと思ったけれど、すでに薬師さんを慕う人が、ソーシャルメディアのあちこちに追悼文を投稿されているので、わたしも書く。

CDがあまり売れないので、雑貨でも初めてみようかと思い、薬師さんに相談に行ったこともあったよなぁ。とにかく90年代からの長い付き合い。仲間というと偉そうだけど、でも薬師さんがいなくなると、ひとつの時代が終わったような気がして、とても寂しい。

90年代からアイルランド関連の仕事をしてきた仲間の中で、薬師さんは本当にお父さんみたいな存在だった。とにかく本当にみんなは頼りきっていた。会社のサイトの説明によると、(株)ヒーローは70年代に設立され、89年から輸入雑貨を扱う事業をスタートしたらしい。

小川町や吉祥寺にお店があって、イベントに来ていただいて出店していただいたり、本当にわたしたちはお世話になった。

お葬式に行ったら、薬師さん、たくさんのお子さんやお孫さんたちに囲まれて、お家でも優しくて素敵なおじいちゃんだったんだろうなと想像できた。

そしてなんとバスケットボールの選手だったという意外な側面も知ることができた。全然知らなかった。でも薬師さん、背が高くてかっこよかったもんね!! あとロータリークラブのことや、どこかのチャリティに協力していたことも…(すみません、お名前を失念)

グッと来たのは、薬師さんがおそらく愛聴していたCDがあって、それが3枚、祭壇に飾られていたんだけど(あれはそのあと愛読書などと一緒に棺の中にいれられたのかもしれない。確認できなかったけど)、そのうちの1枚がメアリー・ブラックだったこと。


91年くらいに出たブルーのジャケットのベスト盤。あれが薬師さんの愛聴盤だったと思うと、ちょっと嬉しく思った。

この曲が1曲目に入っている。

そういや、いつだったかパンデミックが、明けるか明けないかくらいの頃。薬師さんから電話をもらったことがあったなぁ。

わたしはなんだかんだでパンデミック中も、隔離ホテルに収監されつつも結構海外に出てたんだよね。それをどこかから聞きつけた薬師さんが電話をかけて来て、実際はどうなのか根掘り葉掘り聞かれたのだった。

薬師さんはアイルランドに行こうとしてた。「実際行くのは簡単ですよ、帰国の方が大変なだけで…」 私のアドバイスはそんな感じだったと思う。

でも、すごく心配されているから、まぁ、大丈夫ですよ、と励ましたのを覚えている。30分くらい話していたかもしれない。それがきちんとお話をした最後だったかも。

正直、本当に忙しい日々を送っていると、SNSに登場しない人とはついつい疎遠になってしまう。薬師さんとはいつも電話だったので(この年齢の方にはよくあるのだけど)、なんだか、そのままここのところは疎遠になってしまっていた。

最後にお会いしたのは、パトリック・デーのパレードで、薬師さんがグランド・マーシャルになった時。(グランド・マーシャルとはパレードの最前列を歩く名誉ある役目を担うこと)

オニールズから贈られた素敵なキルトを着てらして、とってもかっこよかった。ちょっとメイクもされていて、顔色もよくって、それ以前には車椅子生活もされていた時期もあったと聞いていたのに、杖はついていたもののしっかりされていた。(下の写真はその時の様子。Irish Network Japanのfbページより借りて来ました)

そんなわけで、今日のお葬式は突然知ったのだけど、なんとか時間が作れて、薬師さんにお別れをいうことができた。

斎場で会った友人と懐かしみながら薬師さんのことを話していたのだけど、彼女は薬師さんことを「Big heart」って言ってた。本当にその言葉どうりだったと思う。ほんと大きな心。

ご冥福をお祈りいたします、薬師さん。そして、ありがとうございました。

   

◎1996年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろすことにしました。公式サイトは近日中にアーカイブ化する予定。

主催公演や招聘はもう行う予定はありませんが、2026年も若干雇われお手伝い案件(笑)があるので、そちらはゆっくりとこなしていく予定です。これからはのんびりと。

宣伝の仕事は続ける「かも」しれませんが、まぁ、それはクライアントさんあってのことだからなぁ。どうなるかなぁ。年に1本くらいならやってもいいのかな…

この日記も自分のペースで続ける予定。fbページは適当なタイミングで閉じて個人アカウントに集約していきます。大好きなTwitterは以前と変わらない自分ペースで続けてます。1日平均30ツイート。はっきり言ってうざいと思う(笑)

◎で、さっそく2026年のお手伝い案件。

最近妙に話題のグリーンランドからナヌークがやってきます。2月24日に恵比寿のYEBISU GARDEN CINEMAにて、『サウンド・オブ・レボリューション グリーンランドの夜明け』を上映。

そしてそこでトークイベントとちょっとしたミニライブもあり。詳細はここ。MCは大好きなキニマンス塚本ニキさん。チケット発売は2月4日。劇場のサイトにて。

 

◎パンデミック後くらいから作曲家:日向敏文さんのお手伝いしております。昨年の6月25日に新作「the Dark Night Rhapsodies」がリリースされました。こちらが特設ページ(Sony Music Labels)。アナログ盤と、ピアノ小品集の楽譜は日向さんのサイトで通販中


◎その日向さんは、91年の大ヒットドラマ『東京ラブ・ストーリー』のサントラを手掛けていたわけですが、そちらが2月に35周年記念のリイシューされることになりました。詳細はこちら。

◎ショパンコンクールのドキュメンタリー映画『ピアノフォルテ』のPRのお手伝いしております。東京での上映は一旦終了しましたが、これから公開になる地域もあるようです。みんな見てね! 公式サイトはここ

◎アイルランドのフォークホラー(?)映画、2月6日公開。 映画『FRÉWAKA フレワカ』詳細はこちら