さて火山の噴火でヨーロッパ特にUK/アイルランドのフライトが全面的にキャンセルになったのは日本でもニュースになっていると思うのですが、そんなわけで、エジンバラには行くことができず‥‥
朝、ダブリンのホテルで今度プロモーションするアーティストと朝ご飯を食べていたら「なんかフライトが全面的に動いてないって、マネージャーがテキストしてきた」って言うので「えっ?」と。「船で行けばいいよ」と、そのときは冗談のように言っていたのですが、実際、そうなっちゃったのだから笑えません。彼とのミーティングを終えて、あわててタクシー飛ばして空港に行くも、英国方面へのフライトは全面キャンセル。でも「空港閉鎖」というほどではなく、ボストンやNYに行く大きなフライトは飛んでいるのだから、どうなんでしょうね。風の関係で西に飛ぶのは問題ないのかも? それにしてもタクシーの運ちゃんが親切なんだよな、ダブリンは。飛行機が飛ぶか分からないんだよ、と言うと「大丈夫? 空港の外で待っててあげようか」なんて言ってくれる運ちゃん。アイリッシュってほんと親切。カウンターで対応してくれたお姉さんもすごく心配してくれたんだけど‥‥まぁ、フライトはとにかくどうにもならず。最短で飛べるのは翌日の夜の7時だという。そんなんじゃ日本に帰る便にも接続できないやんけ。
まぁ、とにかく空港からまたもやタクシー飛ばして今度はダブリンポートへ。ここでもタクシーの運ちゃんがいい。私がポールのマネージャーのジョンと電話で話している時に、私がボート、ボートと言ったのが気に入らなかったらしく「あれはボートじゃない、シップだ。うん、時間は14:30だ。この前に乗せたお客さんも14:30のに乗るっていってたよ」と。「空港から予約しようと思ったのだけど、電話もネットもつながらないの。予約してないんだけど、乗れるかな」と私が言うと「大丈夫だ。すごいデカい船なんだよ。世界で一番大きいんだ(ホントかよ/笑)」と自慢げにタクシーのおじさん。ほんとこういうことが起きると思うんです、こういうのが起こったのがダブリンで本当に良かった、と。でもおじさんの自慢もむなしく、到着して長蛇の列に並び30分もそると、14:30の船はいっぱいだとアナウンスが。とほほ。(もっともこの14:30のに乗れたとしても、本日の目的のエジンバラ到着は夜の10時すぎだから、どっちにしても、もうエジンバラは無理。ここでミーティングの約束をしていたラウーの連中に電話をする)
ちなみにこのボート、じゃない、シップですが、2時間弱でホーリーヘッドに到着するという高速船。一日に2往復しかなく次の船は夜の21:00だという。そして夜中にホーリーヘッドに到着すると、そこからのパブリックトランスポートは朝の10時くらいまでないという。そんな訳のわからん場所に夜中にほおり出されるのであれば、他の路線で10時間のボーディングでも早朝着のリバプール行きの方がいいという判断をした。そして、まさに学生時代から23年ぶりにやりましたよ、夜ボートを! で、そのリバプール便も1日に2本。後で知ったのだが、私の前のボートには、元グラーダのアラン・ドハティが乗っていたらしい。残念、一緒に乗れれば楽しかったのに! っていうか、アランだったら、ぜったいに演奏してくれたよなー。
ホーリーヘッドに興味がないわけじゃないんだけど、ホーリーヘッドはやめた。アイルランドに行く人なら聖地みたいに思っている人がいるかもしれない。アイルランドとイギリスをつなぐ重要な港。たしか「ディングルの入り江」の主人公は、かっこつけてこの「アイルランドの旅の聖地」から旅をはじめてたと思う。あいにく私はそんなセンチメンタリズムは持ち合わせておらず。私の心にあるのはなんとか帰国すること。そして出来ればポール・ブレイディのコンサートに行くこと。
当初、いろんなオプションを考えていたので、ポールのツアースケジュールはもう全部頭に入っている。エジンバラは無理だったけど、翌日のマンチェスターがみたい。帰りの国際線、変更ないかな。マイレージの報償旅行だから、けっこうこういう事にはフレクシブルに対応してもらえる。
それにしてもこれもすべて結構パニックだったのは、まず朝から電話をかけたりして携帯のバッテリーが死にそうだったこと。加えてシーポートはワイヤレスのアクセスがなく、2台あるコインで出来るインターネットはずっと長蛇の列。私も3回くらい並びましたよ。とほほ。誰かにいっそ電話して調べてもらたりしようかと思ったのだけど、何せ今回はアイルランドの誰にも内緒で来ているから、ちょっと始末がわるい。本当にやばくなるまで誰にも電話しないしようとがんばったのでした。(のちに電話の電源はトイレのおむつ替えの場所で、壁の電源からしっかり拝借しちゃった)
で、ANAのロンドンオフィスに電話すると、なんと今日明日のロンドン/東京もキャンセル。取り急ぎその場で土曜日の予約状況を確認すると土曜日はウェイティング。でも日曜日ならば予約を確定できるという。ANAのオペレーターさんも大変そうだったけど、親身に対応してくれた。
どうせ今日飛べないということが確定したので、とにかくマンチェスターにポールを観に行くことにする。しかも英国側の港であるリバプールとマンチェスターって近いんですよね。ローカル線で1時間くらい。それが無ければまぁ、ホーリーヘッドでも良かったんだけど。
船は楽しかったですよ。ただ、ほんとずっと1日中、長蛇の列に並んだり交渉したりしてたから、もうへっとへと。結構爆睡しちゃいました。ご飯が美味しかった。しかもなんか古い英国っぽくって懐かしい感じがした。20年前にイギリスから大陸にわたるときに乗った船と全然変わってないかも。
朝5時。リバプール到着。リバプール駅でやっとネットに接続。英国はだいたい主要駅では問題なくネットがつながる。昨日のシーポートから24時間くらいネットにつないでなかった。電車に乗って、発車するまでの20分くらいであわてて、あちこちへメールの返信。
そしてやっとマンチェスターに到着。ここはJury's Inといってアイリッシュ資本のホテル。さすがアイリッシュ。朝もクソ早いというのに部屋を用意してくれて、なんとか無事チェックイン。私の部屋の窓から今夜ポールが演奏する会場のバックヤードが見れる。パーキングしている茶色のバスがポールのツアーバスだと思う。昨日、みんなはエジンバラからマンチェスターまでナイトライドでここにやってきた。コンサートが本当に楽しみ。そして明日、無事に帰国できるのか。ヒースローで大交渉大会。飛行機が飛ばなかったらフランスまで行くかも。もっともロンドン/パリは電車で3時間だもんね。なんとか1日遅れで日曜日のうちに戻ってくることを熱烈希望。フォースのともにあらんことを。とりあえずサウンドチェックまで、一回寝たいんだけど、メールがまだまだ山のように押し寄せてくる。
朝、ダブリンのホテルで今度プロモーションするアーティストと朝ご飯を食べていたら「なんかフライトが全面的に動いてないって、マネージャーがテキストしてきた」って言うので「えっ?」と。「船で行けばいいよ」と、そのときは冗談のように言っていたのですが、実際、そうなっちゃったのだから笑えません。彼とのミーティングを終えて、あわててタクシー飛ばして空港に行くも、英国方面へのフライトは全面キャンセル。でも「空港閉鎖」というほどではなく、ボストンやNYに行く大きなフライトは飛んでいるのだから、どうなんでしょうね。風の関係で西に飛ぶのは問題ないのかも? それにしてもタクシーの運ちゃんが親切なんだよな、ダブリンは。飛行機が飛ぶか分からないんだよ、と言うと「大丈夫? 空港の外で待っててあげようか」なんて言ってくれる運ちゃん。アイリッシュってほんと親切。カウンターで対応してくれたお姉さんもすごく心配してくれたんだけど‥‥まぁ、フライトはとにかくどうにもならず。最短で飛べるのは翌日の夜の7時だという。そんなんじゃ日本に帰る便にも接続できないやんけ。
まぁ、とにかく空港からまたもやタクシー飛ばして今度はダブリンポートへ。ここでもタクシーの運ちゃんがいい。私がポールのマネージャーのジョンと電話で話している時に、私がボート、ボートと言ったのが気に入らなかったらしく「あれはボートじゃない、シップだ。うん、時間は14:30だ。この前に乗せたお客さんも14:30のに乗るっていってたよ」と。「空港から予約しようと思ったのだけど、電話もネットもつながらないの。予約してないんだけど、乗れるかな」と私が言うと「大丈夫だ。すごいデカい船なんだよ。世界で一番大きいんだ(ホントかよ/笑)」と自慢げにタクシーのおじさん。ほんとこういうことが起きると思うんです、こういうのが起こったのがダブリンで本当に良かった、と。でもおじさんの自慢もむなしく、到着して長蛇の列に並び30分もそると、14:30の船はいっぱいだとアナウンスが。とほほ。(もっともこの14:30のに乗れたとしても、本日の目的のエジンバラ到着は夜の10時すぎだから、どっちにしても、もうエジンバラは無理。ここでミーティングの約束をしていたラウーの連中に電話をする)
ちなみにこのボート、じゃない、シップですが、2時間弱でホーリーヘッドに到着するという高速船。一日に2往復しかなく次の船は夜の21:00だという。そして夜中にホーリーヘッドに到着すると、そこからのパブリックトランスポートは朝の10時くらいまでないという。そんな訳のわからん場所に夜中にほおり出されるのであれば、他の路線で10時間のボーディングでも早朝着のリバプール行きの方がいいという判断をした。そして、まさに学生時代から23年ぶりにやりましたよ、夜ボートを! で、そのリバプール便も1日に2本。後で知ったのだが、私の前のボートには、元グラーダのアラン・ドハティが乗っていたらしい。残念、一緒に乗れれば楽しかったのに! っていうか、アランだったら、ぜったいに演奏してくれたよなー。
ホーリーヘッドに興味がないわけじゃないんだけど、ホーリーヘッドはやめた。アイルランドに行く人なら聖地みたいに思っている人がいるかもしれない。アイルランドとイギリスをつなぐ重要な港。たしか「ディングルの入り江」の主人公は、かっこつけてこの「アイルランドの旅の聖地」から旅をはじめてたと思う。あいにく私はそんなセンチメンタリズムは持ち合わせておらず。私の心にあるのはなんとか帰国すること。そして出来ればポール・ブレイディのコンサートに行くこと。
当初、いろんなオプションを考えていたので、ポールのツアースケジュールはもう全部頭に入っている。エジンバラは無理だったけど、翌日のマンチェスターがみたい。帰りの国際線、変更ないかな。マイレージの報償旅行だから、けっこうこういう事にはフレクシブルに対応してもらえる。
それにしてもこれもすべて結構パニックだったのは、まず朝から電話をかけたりして携帯のバッテリーが死にそうだったこと。加えてシーポートはワイヤレスのアクセスがなく、2台あるコインで出来るインターネットはずっと長蛇の列。私も3回くらい並びましたよ。とほほ。誰かにいっそ電話して調べてもらたりしようかと思ったのだけど、何せ今回はアイルランドの誰にも内緒で来ているから、ちょっと始末がわるい。本当にやばくなるまで誰にも電話しないしようとがんばったのでした。(のちに電話の電源はトイレのおむつ替えの場所で、壁の電源からしっかり拝借しちゃった)
で、ANAのロンドンオフィスに電話すると、なんと今日明日のロンドン/東京もキャンセル。取り急ぎその場で土曜日の予約状況を確認すると土曜日はウェイティング。でも日曜日ならば予約を確定できるという。ANAのオペレーターさんも大変そうだったけど、親身に対応してくれた。
どうせ今日飛べないということが確定したので、とにかくマンチェスターにポールを観に行くことにする。しかも英国側の港であるリバプールとマンチェスターって近いんですよね。ローカル線で1時間くらい。それが無ければまぁ、ホーリーヘッドでも良かったんだけど。
船は楽しかったですよ。ただ、ほんとずっと1日中、長蛇の列に並んだり交渉したりしてたから、もうへっとへと。結構爆睡しちゃいました。ご飯が美味しかった。しかもなんか古い英国っぽくって懐かしい感じがした。20年前にイギリスから大陸にわたるときに乗った船と全然変わってないかも。
朝5時。リバプール到着。リバプール駅でやっとネットに接続。英国はだいたい主要駅では問題なくネットがつながる。昨日のシーポートから24時間くらいネットにつないでなかった。電車に乗って、発車するまでの20分くらいであわてて、あちこちへメールの返信。
そしてやっとマンチェスターに到着。ここはJury's Inといってアイリッシュ資本のホテル。さすがアイリッシュ。朝もクソ早いというのに部屋を用意してくれて、なんとか無事チェックイン。私の部屋の窓から今夜ポールが演奏する会場のバックヤードが見れる。パーキングしている茶色のバスがポールのツアーバスだと思う。昨日、みんなはエジンバラからマンチェスターまでナイトライドでここにやってきた。コンサートが本当に楽しみ。そして明日、無事に帰国できるのか。ヒースローで大交渉大会。飛行機が飛ばなかったらフランスまで行くかも。もっともロンドン/パリは電車で3時間だもんね。なんとか1日遅れで日曜日のうちに戻ってくることを熱烈希望。フォースのともにあらんことを。とりあえずサウンドチェックまで、一回寝たいんだけど、メールがまだまだ山のように押し寄せてくる。