facebookでまたもやご指名いただいたので、ブックカバーチャレンジで7冊の北欧関係エッセイを選んでみました。7冊にしぼるのが、なかなか難しい。そしてやっぱりフィンランドが一番多い。…っていうか、ほとんどフィンランド。
では1冊ずつ、まいりまーす!
まずはあぶみあさきさんのこの本。まだ出たばっかりですので入手しやすいはず。選挙に行かない日本国民は猛省して読むべし。
感想文はここ。
古市さんについては、いろいろ言う人いるけど、この本は素晴らしいですよ。ぜひ。私の感想文はここ。
人気の「英国一家」の著者による北欧本。特に私にとってはアイスランドについて理解が進みました。さすがです。感想はここ。
なっつかしー!!! ミッコ・コイヴマーさんには本当にお世話になりました。この本とフィンランド大使館の活動は「育くメン」という言葉を流行らせ話題になりました。ところでこの本の表紙にも載っている子供たちがすごく大きくなったのを読売新聞の記事で見ましたよ(笑)。教えてくださった大使館の方、ありがとうございます。
で、私の感想文はここ。
著者の小野寺さんみたいな生き方についてはいろいろ言いたいこともあるけれど(笑)、それでもこの本がフィンランドの農村伝統音楽家=ペリマンニの生き方や生活ぶりを描いた名著であることには間違いありません。同じ著者の『ユーラシア漂泊』も本としては最高でした。でも小野寺さん、人としては最悪だと思います。こういう人が一番たちが悪い…といいつつ彼みたいな生き方に憧れる自分も一方で間違いなく存在し、超アンビバレントな気持ちです。ご本人、まだ生きていられるのだろうか…
『白夜〜』については読んだのが10年以上前だったのか自分のブログを検索しても感想文が出てきませんでしたが、『ユーラシア〜』の感想はここ。
『白夜〜』については読んだのが10年以上前だったのか自分のブログを検索しても感想文が出てきませんでしたが、『ユーラシア〜』の感想はここ。
このエッセイというか完全にこれはお勉強用のテキストなんですが、とてもよくできています。当時学研がすごく彼女を押していて、彼女の講演も聞きに行ったのですが、そこで「どうも学校というシステムは女の子の方が成績が良い結果になってしまう。ある程度の人数を一つに集めて集団で勉強するという、学校という考え方自体そのものが男の子に不利なのかもしれない」みたいな悩みを話してらして、すごいなぁ、フィンランド人の悩みは高度だよなぁ、そしてさらなる問題にチャレンジしていくのか、と感動したのを覚えています。そして「そうか、フィンランドが成功しているのは努力の結果なんだな」と気づいたのでした。こちらも10年以上前に読んだらしく感想文が見つけられませんでしたが、とにかく感動でした。確か今はフィンランドに帰られていると思います、リッカ先生。
そして最後はもちろん、今、話題沸騰のこの本です。5月の話題のビジネス書のNO1に選ばれたり、北欧に興味ある人だけではなく広く読まれているのが素晴らしい。さすがです。そうなんですよ、わたしの仕事もそうだけど、知っている人に好きな情報を与えるだけじゃダメで、知らない人に知らしめていかないといけない。すごく重要なこと。本当に著者のいろんなことを客観的に観察しまとめるジャーナリスティックな視線にうなります。フィンランドも日本もそれぞれいいところがありますが、実に学ぶことは多い。まだ読んでない人、ぜひ。私の感想はここ。