ルナサ 基本情報 メンバー紹介 エド・ボイド


メンバー紹介最終日の今日はギターのエド・ボイドの紹介です。新しいメンバーですが、なんだかんだでエドが加入して、もう10年以上たってる。月日の流れるのは、早いもんです。

ルナサのギターは現状結構流動的で、アメリカだと別の人が務めたり、結構フレクシブルに変更になることが多いです。なので、海外に観に行く時は、気をつけてくださいね。私的にはルナサのギタリストは現状エドが一番だと思っています。実際、ドナ・ヘナシーの穴を埋めるのは、大変だというのはあるのですが。

とはいえ、このスタイルのギターでツアーしてるミュージシャンで一番いいのはやっぱりエドです。だからエドがルナサに入ったのは私的には嬉しかった。


エドは日本のファンの間では、まずフルックのギター奏者としておなじみですよね。バース生まれのバース育ちで、現在もバース在住だけど、ほとんどスーツケースの中で暮らしているといっても過言ではないエド。でも最近は子供も生まれて(女の子だったっけか?)、子煩悩の良きパパでもあるんです。

ルナサ以外には、マイケル・マクゴールドリックや、カーラ・ディロンとの活動でも知られています。 

エドは実はものすごいインテリで何カ国語もあやつれる。確か大学もバースじゃなかったかな。今はどうだか知らないけど、私やエドの世代の時、英国でユニヴァーシティに行くというのは、すごい選ばれたインテリの経歴なんです。

例えば日本に来る時も、ほんの20分くらいのレッスンで、曲紹介からある程度のMCまで日本語でこなせるようになってしまうのだから驚きの能力なのです。なんどろう、エドの語学習得術とってちょっと変わってる。(高野秀行さんと対談させたい!!

なんというか、「私はエドです」から始まって「セーラです」「次の曲は〜です」みたいなフレーズにどんどん広げていく。「とても美味しい」というのの「美味しい」をGoodだと勘違いして、日本のオーディエンスはとても美味しい、とステージで言ってたこともありましたが。

まぁ、そういう語学センスが素晴らしいってことなんですよね。

エドは若いころ、英語の先生として大陸にわたり、フランスの有名なギタリスト、ピエール・ベンスーザンのギター持ちをしていたこともある。ベンスーザンといえば、この曲、ルナサがカバーしていますよね。

オーケストラとのヴァージョンがいいので、これを貼り付けておきます。

 

ちなみにオケのアレンジは、兄ヴァレリーこと、ナイルが担当しました。いいアルバムです、これ ↑。 

さらに、ご存知ですか? ベンスーザンのヴァージョンってこんななんですよ。全然違うでしょ?  こういうところにもルナサのすごさ、センスの良さがあらわれる。
   

フルックをきちんと紹介しておくと これとかすごいでしょー 

  

ほんとかっこいいよな、フルックは。 

 

こんなドキュメンタリーも発見! 

 

こんなギターソロも発見
 
 

 ふっるーーーい。髪が長い、エド!

 

こちらも古い。ファーストからの「Gentle Giant」大好きな曲です。フルックの強みはほんと楽曲の良さなんだよなぁ。

 

これは先の来日で、山陰にて。ハーモニーフィールズさん、ありがとう!

 

他にもカーラ・ディロンのこれなんかもいいでしょ。 なんていうか、ブリテン島のアリソン・クラウス狙ってるよね、彼女。


エドといえば、何をやるにもマイペースで、食べるのがすごく遅くて、忙しいツアー中はせっかちなメンバーにせかされることもあるんですよね。なんだろ、エドの周りは別の空気が流れてる、とでもいうのかしら。不思議な人です。

エドのエピソードでまた思い出した。エドは料理が好きで、結構日本に来た時も食材を買っています。なんだかんだでフルックで来日し、ルナサでも二回来日してるから、来日回数はうちのミュージシャンの誰よりも多いかも。

そしてある日、突然エドからメールが来たと思ったら、これはどうやって使ったらいいんだろう、と味噌ペーストの写真(笑) そんな飄々とした感じもまさにエド。

あ、それから、エドといえば最近こんなエピソードもありました。R.E.M.とルナサをつなぐ不思議な縁。(詳しくはよかったら読んでください)

まぁ、簡単に言うとルナサでアメリカツアー中のエドが「ルナサがアセンズでカレッジコンサートやるから、R.E.M.の人たち誘ってよ、おまえ確か知りあいだよな」という連絡をくれたわけです。

「いや、今、アセンズにはピーターもスコットもいないし、彼らが住んでるのはシアトルとかポートランドだよ。マイクはロスだし」とか言いつつ、突然、私はR.E.M.のマネージャーのバーティスさんが確かまだアセンズ在住だ!と連絡を取ってみたのです。

そしたらバーティスはその日のルナサのカレッジコンサートにボランティアスタッフとして現場にいるという!!? すごい偶然。

アセンズって、どのくらいの規模の都市だかわから無いけど、ほんと狭い。その狭さで学校のコンサートだから、きっとR.E.M.のオフィスで機材とか提供してあげてるのかもしれませんよね。

しかもこの学校のコンサート担当者はいつもすごくセンスがいいので、今日もすごく期待してるんだよ、とまで言ってくれるバーティス(お世辞だとは思うけど)。

いやー すごいわ。R.E.M.とルナサがつながった。

それに、このエピソードには、この日のブログに書いてない後日談もあって、結局バーティスはスクールコンサート以外のルナサの公演には行けなかったんだけど、エドをR.E.M.のオフィスに誘ってくれて、翌日R.E.M.のオフィスでエドは1時間くらいお茶をしたりしてスタッフの人とゆっくり話をし、娘用のTシャツまでいただいて帰ってきたんだって。

あんな大きなバンド、絶対にそんなレベルの来客とか頻繁にあるはずで、忙しいだろうにエドに対してこんなに丁寧に対応してくれて、すごいなぁと思ったのでした。なんていい人たち!!! 

でも同時にとても怖い。ルナサとR.E.M.なんて絶対につながらないと思ったのに、すごい世界は狭い。地球は小さい。毎回毎アーティストきちんと仕事しないと、悪い評判とかすぐバレちゃうよな…(笑)

ルナサのクラウドファンディング、どうぞよろしくお願いいたします。このアルバムですが、出来あがったあと、一般発売するかは未定です。

決まっているのは、クラファン賛同者に返礼品としてお送りし、そのあとアメリカツアーにルナサが持って行って販売する、ここまでです。その後、在庫のあまりが出るのか、再プレスをどっかでやるとして、それはどこでやるのか等々、まったく決まっていません。

だから日本で一般発売をするのか、配信はやるのか等々は、すべて未定です。まぁ、配信は時間がかかってもやるだろうけど。

何はともあれ確実にゲットしたい方は、ぜひこのクラウドファンディングでお求めください。