髪の毛を切る


ゴミ箱の色が床の色と同じすぎて、特に暗い机の下にゴミ箱が入っていて、中身が何もはいっていないと「ゴミ箱どこいった!?」となるのだが、ステージの舞台監督さんよろしくフチに黄色いテープをはったら、よく見えるようになった。

新しい白っぽいゴミ箱を買おうと思ったけど、これは我ながらナイスなアイディア! いわゆるライフハックだ。

さてさて毎日酷暑の気候の今日この頃だけど、最近、やっと赤羽で気に入る美容室を発見し、あまり間を開けずに通うことにした…というつまらない話です。

以前は、本当に髪の毛なんて半年に一回しか切らなかったのだが、さすがに年寄りになってきて、放置しているともう自分が汚くてしょうがないので、せめて髪を定期的に切ることを決意。

というか、40過ぎて垢抜けない人は、スタイリストの人にちゃんと見てもらうのがいいというが、本当だよ。私もスタイリストさんに一度見てもらった方がいい。そして1シーズン3種類くらい服があれば、それでバッチリ。毎日出かけるわけではないし、いつかやらなくちゃとは思っている…というのが、まだ出来ていない。

それにしても、私は58歳になるまで、髪の毛は半年に一回切ればいい方だった。そもそも毎日誰かと会うということはないし、1週間のうち出かけるのは3日くらいだから、ズボラに拍車がかかっていた。

若いころはそれでもなんとかなっていたのかもだけど、とにかく歳をとると髪の毛の痛み方がひどい。まるで老犬の毛並みのごとく、ちゃんと何かをつけないと髪はパサパサボロボロ、ひどい状態である。人の老け込み具合は髪のコンディションにとても左右されると思う。

必要以上に身なりを気にする男性や女性は私は基本嫌いだし、うざいと思うし、そんなに他の人はあなたのことは見ていないよ、というのが自論だったのだが

でもいつだったか何かの本で「身なりを整えるのは会う相手への敬意」というのを読んで考え方がちょっと変わった。そうだよね、ほんと、そう。

そもそも明日死ぬかわからない老身、ちゃんと外に出る時くらいは身なりをなんとしようと。お気に入りの靴、お気に入りの服、持っていてキープしているだけでは、本当にいけない。

で、服はともかく、髪については、最近発掘した赤羽の美容院がとても気に入っている。今更表参道とか気取ったところに行く気にはとてもならないし。赤羽ってのがいいじゃないですか。

2011年に足立区に引っ越しても、私は髪の毛はずーーーっと以前のご近所さんの要町の某美容室に通っていた。20年くらい通っていたかもしれない。というか、そもそも髪なんて年に2回しか切らないので、近所である必要すらなかった。だから引っ越しても変えなかった。

でもガンになった頃、まずは病院の美容院、そしてその後、要町・池袋ですら遠くに感じて、本当に地元の美容室(家から徒歩三分)のところに通うようになり、そこの美容院さんは親切だったけど、カットはいつまでたっても気に入ることはなかった…というのが、ついこの間までの自分。

で、これはいかんと思い、思い切って赤羽の美容室にほぼ飛び込みで入ったら、ここが自分的には大ヒット。

その場で綺麗にするだけじゃなく普段のお手入れのアドバイスなども的確で、今はそこに2ヶ月に一度通っている。私にしては上出来だ。もっとも、さっそく今回は三ヶ月あけてしまった。

しかも、そこはいろんな意味で、いわゆる「いまどきの美容室」で、私にとっては、そこに来るお客さんの生態観察がとても楽しい。

そもそも初回のアンケートで「話しかけられるのはいや・好き」が選べるようになっているのにも驚愕した!  

私は話しかけられるのはタクシー運転手でも美容室でも苦手なので、確かに最初に自分の意向を伝えられるっていうのは、ある意味良いことかもしれない。

しかし! そんな「だんまり客」は少数者らしく、だいたい他のお客さんは美容師さんとずーーーーーーーーとしゃべっている。ずーーーーーっと! ずーーーーーっと!

その会話の内容にも驚愕するのだが、それは置いておくとして、先日は男性でもずーっっとしゃべっている人がいて、さらに驚いてしまった! 世の中、こういうことになってんのかー?! おい!? 

しかも髪の毛のお手入れの方法を聞いているならともかく、だいたいは客の方が美容師さんに話を聞いて「もらっている」。

まぁ、でもみんなこういうプロの(なんとなくではあるが秘匿義務もきっとあるのであろう)第3者に心のうちを聞いてもらっているんだね。

それはそれでいいのかもしれない。いわゆるサードプレイス?ってやつ? でもお客はともかくそれを受け止める美容師さんは大変だ。

だって、それ、美容師の仕事じゃないだろ? でも見ていると美容師さんもそんなに苦痛に感じているわけではなさそうだ。

うーん、よく分からない。

そんなわけで、いずれにしてもいつまで続くかわからないけれど、私は髪は頑張って二ヶ月に一度ちゃんとトリートメント、白髪染め、カットを維持していこうと(今は)思っている。赤羽のヘレンさん、本当にいつもありがとうございます。

そう、このヘレンという担当美容師さんのハンドルネームも気に入った。間違いなく本名ではないと思うのだが、逆に本名である必要はないわけで、こういうハンドルネームつけるのは、良いアイディアだと思う。世の中いろんな人もいるしね。

っていうか、世の中、いろいろ変化、アップデートしているなぁと驚く私であった。こんな悠長なこと言ってるからヒット、作れないんだわな。ま、それで結構!ってことでもあるんだけど。

<THE MUSIC PLANT真夏のイベント>

8月16日(金)〜20日(月) 神保町Passage 12:00〜19:00
野崎が店長として常駐する他、素敵なゲスト副店長もあり。
17日 10:00  明日発表
17日 17:00 〜閉店まで イラストレーター 柏木リエさん
20日  17:00〜閉店まで ビートルズ専門家 藤本国彦さん

9月13(土)、14日(日) CDガレージセール第2弾すべて100円 
詳細は近日発表

9月20日(金)〜24日(月) 渋谷ヒカリエ 12:00〜18:00


<その他のイベント>


スコットランドのトリオLAUが10月再来日。詳細はこちら。http://www.mplant.com/lau/

秋のケルト市は豊洲にて10月19日。ラウーと藤田恵美さんの公演。http://www.mplant.com/celticmarket/


THE MUSIC PLANTでは本屋も運営しております(神保町&渋谷)。よかったらのぞいてくださいね。時々店長業務もやってます。http://www.mplant.com/index.html#book


THE MUSIC PLANTではアイルランド音楽名盤ガイドをリリースしております。第1弾 Paul Brady、第2弾 Mary Black、そして第3弾は10月発売。すでに制作が始まっております。www.mplant.com/books/


THE MUSIC PLANTCDショップですが、そろそろ店じまい予定。在庫は限られておりますので、お早めに。http://www.mplant.com/shop.html