山本恭司さんの70周年バースデイライブに行ってきました!

すっかりレポートが遅れてしまった。山本恭司さんの70周年バースデイライブに行ってきました! ものすごく良かったので、こちらにレポートを書きます。

なんというか月並みですが、元気をもらった!! 昨年やったTHE MUSIC PLANTとしては最後の主催公演『小泉八雲 朗読のしらべ』の時にも思ったけど、この世代は本当にパワフル!だよなぁ、というをしみじみ。いや、世代じゃない。恭司さんがすごいのか。

こういう先輩がいると、本当に元気をもらえる。

私なんぞが、すっかり自分の戦いを終えて、のんびり…というかひたすら部屋の片付けをしているのに、恭司さんは今でもバリバリだった。バリバリ!!! バリバリ現役。

っていうか、今が一番楽しいとおしゃっている。かっこいいよなぁ。

もちろんBOWWOWそして、VOW WOWは存じあげていたのだけど、ライブは初めて観た。いやぁ、すごい!!  以下公式写真とともにお送りします。

  

意外に自分好みだったのがWILD FLAG。ちょっと他とテイストが違っていて、なんだかすごく良かった。なんというか骨太というか。メンバーも個性的だし。それに、これは私の勝手な持論ですが、ロックバンドはトリオなのよ! 私の好きなバンドはいつもトリオ。

4人以上になると、なんかアンサンブルが違ってきちゃう。トリオ!!

恭司さんの音楽って、ある意味ハードロックなんだけど、クラシックみたいな繊細さみたいなものが同時に存在していて、そこがすごいなぁといつも思っていたけれど、このWILD FLAGは、また違ってた。恭司さんの全然違う面を見た気がした。

とにかく4つのステージを一度に見れて、すごくお得な気分でした。だいたいデビューしてから活動歴50年…50年だよ!! そしてお誕生日で70歳という節目。すごいよなぁ。

そして!!!! 実際同級生で隣の机だったこともある、という紹介で、佐野史郎さん登場。佐野さんの朗読、ものすごかった。ロックの小屋に突如降りてきて「耳なし芳一」。

佐野さんが「ほういっちぃいい!」と叫ぶたびに、フルのお客さんで埋まったチッタ震撼!!! こ、怖かった。そしてロックバンドに挟まれて聞くと、急に音数が減って、恭司さんのギターがすごいのが、これまたよくわかる。

あの音も、この音も、すべてギターと小さなミキサーで恭司さんがオペレートしている。ものすごい研ぎ澄まされた世界だ。緊張感。そうだ、ロックには緊張感だった。

でもすごいよね。これだけやってよく頭を切り替えられるな。すごすぎる。

バンドに挟まれた順番だったことから、恭司さんのあた別の凄さも強調されていてよかった。これ、ほんとに一人でやってんだ、と。なにせ琵琶の音やら走る音まですべて表現。

すごいよ、すごいよ。佐野さんのマイクに下がっているお守りがさらなる恐怖をあおる。悲劇に散った平家の皆さん、どうか安らかにお眠りください。

いや、今回の4つのバンドのうち、これもやはりバンドであり、プログレッシブ・ロックなのだなぁ、と改めて。

それにしても圧巻だったのはVOW WOWで、以前小口さんのESと共演してくれた永井敏己さんがベーシストで登場。懐かしい。いや〜 永井さん、本当に演奏の安定感が全然違うのよね。

あと息子さん、びっくりしちゃった。ドラムすごい。なんと息子さん、私は存じあげなかったのだけど、あちこちで活躍されているそうなんですよ。実はパパより知名度すごいらしい。すごいよなぁ。

やっぱりお父さんが楽しそうに音楽やられていると、自分も自分の好きなことを追求してみようっていう自信になっているのかもなぁ。すごいなぁ。

それから野崎が感動したのは、実はステージ制作。一つのバンドごとにしっかり楽器の「すべて」が入れ替えていたのが素晴らしいと思った。

私が作ったら、舞台監督の顔色をうかがって(笑)、楽器の前で佐野さんに朗読してもらってたよ…いや、さすがです! 全部4つのセッティング、それぞれ完璧にステージ上のすべてを入れ替えてた。これ制作的には、素人が思うより、すごいことだと思う。

私なんてドラムが1組あっただけでも、もう大変なのに(笑)

恭司さん、それにしてもすごい。ものすごい演奏をしたあと、いつもの優しいお声でMCが入ると、ふわっと会場の空気が和む。お客さんも、めちゃくちゃ嬉しそう。恭司さんは本当に裏表のない素敵な方だよなぁ、とうっとり感動。

なにせ今でも年間130本(だったかな?)のライブをやっているそうで、「大丈夫? 少しライブの本数をスローダウンしたら?」みたいなことを恭司さんに言う人もいるとのこと。まぁ、心配して良かれと思って言ってくれてるんだろうけど、これ、わかる(笑)。

人は「もっとライブをやれ」とも「本数減らせ」とも、本当に好き勝手なこと言うんだよね。本人としては、ひたすら自分の好きなこと、やりたいことを追求するしてるだけなのにさ。それ、すごいわかる。

私も仕事を辞めると言えば、「もっと続けたら」「なんでやめちゃうの?」とか勝手なこと言う人、本当にたくさんいる。恭司さんにも、そんなこと言う人いるんだ…と、ちょっとグッと来た。でも、ホント!!

ひたすら「わかるよ」とだけ言ってくれた友達には、本当に感謝。

恭司さんも、バンドのメンバーもすごく幸せそうだった。これが幸せなんだな、と。だって仲違いしちゃうようなバンドだって驚くほど多いんだから。そしてそれにしっかりついてきているお客さんも素晴らしい。

他のメンバーが「またやりたいって思った時に、この場所をずっと持ち続けてきてくれてありがとう」みたいなことを言ってて、それもグッと来た。ホント長く続けてる素敵さ、だよね。いいよなぁ、いいよなぁ。

そんなことも含めて感慨深く、本当に心から感動したコンサートでした。ありがとう、恭司さん!! そして出演者の皆さん! スタッフの皆さん! お客さん!

こちらは、これまた迫力のソロ演奏がエンディングでした。

公演のレポートはこちらに詳しいです

  

◎1996年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろしました。公式サイトは近日中にアーカイブ化する予定。自分の主催公演や招聘はもうやりません。ただ2026年も若干の雇われ・お手伝い案件(笑)があるので、そちらはゆっくりとこなしていく予定です。

◎現在リリースしたCDの販売は終了しておりますが、書籍はあいかわらず販売しております。アイルランド名盤ガイド。楽曲への配信のリンク(Spotify)や、来日時のインタビュー、エッセイなど充実の内容。ポール・ブレイディ、メアリー・ブラック、マーティン・ヘイズ&デニス・カヒルの3冊です。こちらへどうぞ。

◎神保町すずらん通りのパサージュにてケルト書房という棚を運営しております。ケルト関係の書籍や友人の書籍などを販売中。こちらへどうぞ。


◎パンデミック後くらいから作曲家:日向敏文さんのお手伝いしております。昨年の6月25日に新作「the Dark Night Rhapsodies」がリリースされました。こちらが特設ページ(Sony Music Labels)。アナログ盤と、ピアノ小品集の楽譜は日向さんのサイトで通販中


◎その日向さんは、91年の大ヒットドラマ『東京ラブ・ストーリー』のサントラを手掛けていたわけですが、そちらが35周年記念のリイシューされることになりました。詳細はこちら。 最新インタビューをotonanoにて連載中! 

さらに今まで配信されていなかった『アナザー・グラフィティ』『妹よ』『陽のあたる場所』『愛という名のもとに』『ええにょぼ』も3月25日より配信スタートしております