出張 DAY8 ポール・ブレイディ公演3



泊まっているホテルの朝ごはんは、一階でコンチネンタルのビュッフェ、地下でアイリッシュのフルブレックファーストというコースが選べる。また上で軽くつまんで、下に持っていくというのもありというジェネラスな設定。どちらも、すごく美味しかった!

これを書いている今、私は南フランスに来ているのだけど、朝ごはんは…というか、朝ごはんだけは、こっちの方が美味いと思う。朝ごはんがパワフルな国は労働者の国だと誰かが言っているけど、本当だと思う。


泊まっているのはキャッスルホテルという場所。Denmark Street。それにしてもダブリンのホテルは本当に高くなった。とはいえサービスがすごくいい! スタッフ、みんな親切だし、またダブリンに来ることがあったら、ここに泊まりたいな。

なんていうか、昔のハーコートか、ブルームズ・ホテルみたい。機能的で近代的なホテルもいいけど、こういうのでいいんだ。こういうのがいいんだ。


朝はトム・シャーロック(元アルタンのマネージャー、元クラダレコード他)がホテルに来てくれて、またここに誘導されたよ(下の写真)。アイルランド伝統音楽アーカイヴみたいな場所。ここには過去のレコーディングから資料が大切に保存されている。

(おそらく)場所が新しくなって(住所は前と同じ?)、図書館や資料充実ぶりも、ますますすごくなっていた。日本の書籍も何冊かあった。奈加靖子さんのCDブックとか。

でも、ないのもあるので、後でリストにして、ここに何点か寄付しようかな…と思う。親切なお姉さんが図書館を案内をしてくれた。

一般の人でも見学できると思う(多分)。ごめん、サイトを調べてる時間なし。後で調べる。わかったら、ここに書き足す。


そしてその並びにある国立博物館&アートギャラリーへ。ここにはイェーツ(弟、あれ、どっちが兄だっけ?)の「Singing Horseman」というジミー・マッカーシーのアルバムのジャケットになった絵がある。

そしていつかエリノア・マケヴォイが案内してくれた時、「私はこれは一番好きだ」と言っていた「グース・ガール(アヒルを連れた少女)」も。

ここで有名なのはカラバッチョ、そしてなんとフェルメールまでもある。フェルメール全世界制覇したい人は、このアートギャラリーも必須場所なのだった。

しかし私がびっくりし、一番喜んだのはウッチェロのこいつ!!


遠近法命!マニアによる「飛び出す赤ちゃん…もといキリスト」!!! そうか、これ、ここにあったんだ!! 山田五郎先生のYou Tubeでも超人気。


そして!! 何より狂喜乱舞がこちら!! ブレイク特別展!

こんなの日本にはないでしょう。かなり感激。「蚤男」もいたし(思ったより小さかった)何よりブレイクのグッズに狂喜乱舞し、グッズを買ってしまった。いかん!!! 買い物禁止なのに!!


このブレイク、結構巡回しているらしく、ここでは7月まで開催。有名な「蚤の幽霊」もいたし。まさかこれが見れるとは! そして思ったよりも小さかった「蚤の幽霊」。そして絵の具が思ってたより厚塗りだった「蚤の幽霊」。



ナショナルギャラリーでランチ! 


エドナ・オブライエンのこの有名な写真もあったよ。

その後、EPICと呼ばれる移民の歴史ミュージアムにも行った。私にしては、本当に観光がんばりました! これも、色々情報をくれた直子さんのおかげ。直子さんの話を聞くと観光しようという気持ちになる。詳細は直子さんのこのブログを参照ください。

夜は直子さんと日本から到着したばかりだというOさん夫妻にご一緒させていただき、美味しいガスパチョとポークのステーキ。いや〜、まいう!!! ご夫婦はこれからアイルランドを周遊されるという。いいなぁ。



そして、この日もポール・ブレイディの公演へ。この日は公演に奥さん、お嬢さんやお孫さんもやってきて、賑やかな感じに。家族の皆さんと並んで音楽を聴く。リクエストを叫んだ勇気ある観客がいて、「俺はリクエストはやらない」ときっぱりポール。

それでちょっとペースを崩した感じはあったけど、それでも素晴らしい公演でした。ポール、なんかのインタビューに答えて曰く、リクエストを叫ばれるのは、自分が気持ちよくサーフィンをしているのに、波の間からぬっと誰かが現れて何か話しかけられるのと同じなんだそうです。気持ち、わかるよな。

とはいえ、無事3公演終了。ポールも無事にこの公園が終わってホッとしてるようでした。

あとポールの友人Pさん夫妻+そのお子さんも楽屋にいらしてて、以前、Pさんは東京にやってきたことがあってポールからよろしく言われ、「食べごとやのらぼう」にご案内したことがあったのでした。

あれは…2、3年前か?! もう記憶なし。

私の方は実はすっかり忘れていたのですが、向こうは覚えてくれていて「おー」とか言って再会を喜んでくれた(笑)。一方、私は記憶がぼんやりながらも覚えているふりをして、それでも会話を続けていたら、なんか思い出してきた。某首相の気持ちがわかるような気がした。

本当に最近、記憶がやばい。本当に仕事辞めてよかった。なんだかんだ言いつつもポールのお嬢さんに会うのは、私は実は初めてで「まぁ、話はよく聞いているわ」「あなたがヨーコなのね!」とめちゃくちゃ素敵な対応。きゃー。

ちなみにお嬢さんは、この曲で、コアーズと一緒にポールのバックコーラスを歌っている。コアーズがまだビックになる前だと思う。お嬢さんは、もしかするとコアーズに入っていたかも??(笑)


何はともあれ、そんなふうにダブリンの夜はふけていくのであった。

◎1996年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろし、公式サイトは近日中にアーカイブ化予定。自分の主催公演や招聘はもうやりませんが、2026年も若干の雇われ案件があるので、そちらはゆっくりとやっていきます。

◎よく聞かれるので、ここに載せておこう。最近観た中でベストな映画はこれベストな本はこれです。

◎現在CDの販売は終了してますが、書籍はあいかわらず販売中。アイルランド名盤ガイド。楽曲への配信のリンク(Spotify)や、来日時のインタビュー、エッセイなど充実の内容。ポール・ブレイディ、メアリー・ブラック、マーティン・ヘイズ&デニス・カヒルの3冊です。こちらへどうぞ。

あ、あとすみません、通常はすぐ24時間以内に発送してますが、当分出張なので発送は遅れます。すみません。詳しくは購入時にこちらからご案内するメールをご覧ください。

◎神保町すずらん通りのパサージュにてケルト書房という棚を運営しております。ケルト関係の書籍や友人の書籍などを販売中。こちらへどうぞ。

◎最近、こんな応援記事を書きました。ぺッテリ・サリオラの来日記念盤@Intoxicate

ピーター・バラカン Presents 未来へのプレイリスト 毎週金曜日 ETVにて22:30から放送中。6月いっぱいまで続きます。

◎ケルティッククリスマス2026、発表になりました。今年はアルタンとソーラスが来日。詳細は公式サイトへ。

◎あいかわらず無印良品BGMの仕事はしております。この4月27日より昨年録音にかかわったデンマーク編が配信スタートしております。良かったら、聴いてください。店頭ではすでにその2週間くらい前から流れているようですが、結構まだBGM29のスコットランドもたくさん流れますね(のざき調査による)。

 

◎パンデミック後くらいから作曲家:日向敏文さんのお手伝いしております。昨年の6月25日に新作「the Dark Night Rhapsodies」がリリースされました。こちらが特設ページ(Sony Music Labels)。アナログ盤と、ピアノ小品集の楽譜は日向さんのサイトで通販中


◎その日向さんは、91年の大ヒットドラマ『東京ラブ・ストーリー』のサントラを手掛けていたわけですが、そちらが35周年記念のリイシューされることになりました。詳細はこちら。 最新インタビューをotonanoにて連載中! 

◎さらに今まで配信されていなかった『アナザー・グラフィティ』『妹よ』『陽のあたる場所』『愛という名のもとに』『ええにょぼ』も3月25日より配信スタートしております

◎また「Two Menuets」がこの5月25日よりGucciのキャンペーン「The Original Sinner」で使用されています。改めて聞くと良い曲!  Gucciのキャンペーンサイトはこちら