出張 DAY21  フォルデ・フェスティバル二日目

このブログを書いているのは、すでに帰国してから数日経っているという、この事実。色々レポートが遅れてすみません。これは7月2日の話です(笑)

さぁ、この日からフェスティバル見学、本格スタート。朝はテントでこちらのデュオ。写真では暗く見えますが、それだけ陽が強いということ。北欧の夏は眩しすぎる!




Almir & Danielのお二人。ボスニア出身のAlmir(アウミール)がアコーディオン、そしてセルビア人のDanielがフィドル奏者。

すごいですよね。言ってみれば、あまり仲が良くないと言っていい二人の祖国ですが、二人はノルウェーの音楽大学で出会い、仲良くデュオとして活動しています。まさに音楽の素晴らしさを体現しているような存在! 音楽はかなりバルカン、ルーマニア!

子供達向けのコンサートでしたが、開演時間になるとたくさんの幼稚園カートが集まり、聞いている子供たちも最高に可愛かったです。いや、マジで子供にこそ本格的なものを聴かせないといけない、そういうことも考えさせられた公演でした。贅沢!


続いて午後には、このサーミのシンガー/ギタリスト率いるトリオ。Ahpparas(正式にはAの上に点)と言って、Viktor Govasli Wihelmsenというヨイク+ジミ・ヘンドリックスみたいな感じの彼がフロント。音楽的にはジャズかなぁ。プレイヤー同士のインタープレイが見事。

ちょっと紹介できる良い音源がネット上にはないのですが、いずれアルバムなども制作するのでしょうか? これからも注目していきたいですね。



その後、フォルデの街で行われているアート展に関係者一同が案内されました。今回集められた関係者は、私を含め各国でワールドミュージック関連のジャーナリストやフェスティバルを主催したりしている人たち。総勢20名くらいでしょうか。

このアート展de:HUMANIZE」もフォルデ・フェスティバルの一部なのです。

なかなか現代アートは私は得意分野ではないのですが、ひとつひとつ説明していただくと妙な納得感。感動したのは、この後に行ったオスロの博物館もそうだったのですけど、こういうアートギャラリーでも、とにかく子供への教育的配慮がなされていること。

この展示はコラージュ作品が多かったのですが、コラージュ遊びができるようにアートギャラリーの隅っこにこんなグッズが用意されている。雑誌を切り抜いて貼り付けたり、好きな柄をお人形に貼ったり。私も遊びたくなっちゃった!! 

作品にはコピーライトがあるのでこちらのロビーの写真を。





その後、そのまま同じメンバーで街の川向こうのかわいらしい黄色いお家に招待していただきました。どうやらお裁縫のワークショップに普段は使われているらしき場所。すごく可愛いテキスタイルが隣接するショップで販売されている。北欧人って、基本的にみんな手仕事が好きかも。冬とか厳しいからね。

それにしても可愛いお裁縫グッズにクラクラ…。思わず買ってしまいそう(笑)そこでWelcome Dinnerとなりました。日本からの関係者のためなのか、お寿司まで用意されていたのが嬉しかったです。

そして今回、長年フェスティバルの広報担当で親切にしていただいたトリルさんが退職ということでトリルのお疲れ様会も兼ねていたのでした!! 写真はスピーチするトリル。私も本当にお世話になりました。


続いて、再び大移動。オープニングコンサートが大会場にて行われ他のを堪能。2,000人くらいの規模かな。MCがノルウェー語で結構長いのが辛かったのですが(笑)、音楽はその点ユニヴァーサルですな。

出演はSam Lee(イングランド)、Caamano & Ameixeiras (ガリシア)、La Perla (コロンビア)、Kinnaris Q(スコットランド)、Amira Medunjanin (ボスニア)、Høgemo / Viken / Westeng (ノルウェー)、そしてRastak (イラン)。

それぞれ2曲ずつくらいの短い演奏でしたが、どれも素晴らしかったです。サムは本当にいつ見てもかっこいい。日本に来日もしましたよね。

でもって、特に私のお気に入りはHøgemo / Viken。じっと楽器の音色を自分で味わうように演奏する師匠と、ずっと師匠の方を見ながら、その演奏に伴奏…というか、伴走していく弟子。なんというか、伝統音楽にすべてを捧げるようなその姿に、すっかり魅了されてしまいました。

オープニングコンサートは、なんというか見た目も派手なバンドが多く、過去にはテレビ中継とかもあったりして、非常に盛り上がるのですが、そんな中で一見地味な彼らは異彩を放っていましたね。

途中ダンサーのVilda Westengも加わって、会場は大いに盛り上がりました。Vildaのチラチラ見せる白ペチパンツ(と呼んでいいのだろうか、あれは。こういうやつ)が、めっちゃ可愛く、しかしながらその力強いハリング・ダンスのたるや! 脚力!! そして体幹!


終わるとバタンキューでした。本当は夜にスペインのバンドがあったのだけど…というわけで、フォルデの夜は増えていく…

写真はこちらの素晴らしい公式写真をどうぞ!


◎1996年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろし、公式サイトは近日中にアーカイブ化予定。自分の主催公演や招聘はもうやりませんが、2026年も若干の雇われ案件があるので、そちらはゆっくりとやっていきます。

◎よく聞かれるので、ここに載せておこう。最近観た中でベストな映画はこれベストな本はこれです。

◎現在CDの販売は終了してますが、書籍はあいかわらず販売中。アイルランド名盤ガイド。楽曲への配信のリンク(Spotify)や、来日時のインタビュー、エッセイなど充実の内容。ポール・ブレイディ、メアリー・ブラック、マーティン・ヘイズ&デニス・カヒルの3冊です。こちらへどうぞ。

◎神保町すずらん通りのパサージュにてケルト書房という棚を運営しております。ケルト関係の書籍や友人の書籍などを販売中。こちらへどうぞ。

◎最近、こんな応援記事を書きました。ぺッテリ・サリオラの来日記念盤@Intoxicate

◎ケルティッククリスマス2026、発表になりました。今年はアルタンとソーラスが来日。詳細は公式サイトへ。

◎あいかわらず無印良品BGMの仕事はしております。この4月27日より昨年録音にかかわったデンマーク編が配信スタートしております。良かったら、聴いてください。店頭ではすでにその2週間くらい前から流れているようですが、結構まだBGM29のスコットランドもたくさん流れますね(のざき調査による)。

 

◎パンデミック後くらいから作曲家:日向敏文さんのお手伝いしております。昨年の6月25日に新作「the Dark Night Rhapsodies」がリリースされました。こちらが特設ページ(Sony Music Labels)。アナログ盤と、ピアノ小品集の楽譜は日向さんのサイトで通販中


◎その日向さんは、91年の大ヒットドラマ『東京ラブ・ストーリー』のサントラを手掛けていたわけですが、そちらが35周年記念のリイシューされることになりました。詳細はこちら。 最新インタビューをotonanoにて連載中! さらに今まで配信されていなかった『アナザー・グラフィティ』『妹よ』『陽のあたる場所』『愛という名のもとに』『ええにょぼ』も3月25日より配信スタートしておりますまた「Two Menuets」がこの5月25日よりGucciのキャンペーン「The Original Sinner」で使用されています。改めて聞くと良い曲!  Gucciのキャンペーンサイトはこちら