出張 DAY23  フォルデ・フェスティバル四日目


素敵な編み込み自転車(笑)

や、やっとフェスティバルの土曜日。実はこれを書いているのは帰国してから何日もたったあと。すみません。昔はリアルタイムで、ブログなんて、ちゃっちゃと書けていたんだけどなぁ。自分の能力の落ち具合に、がっくりくる。

さて、それでもなんとか思い出しつつ書くと、この日はまずはオープニングコンサートに出演したアーティストたちの中で、私が最も好きだったこちらのデュオを聴きに。会場はとっても小さいな手芸ショップのワークショップスペース。

音楽はしかしとても素晴らしかった。なんというか伝統にすべてを捧げている気がした。弟子のフィドルの方はペダル類を多用し、それが音楽に厚みを加えている。

もうなんというか、素晴らしかった。派手なものはいらない。私の自分の年齢的なものもあるんだろうけど、最近はもちゃらちゃらしたやつ、聞く気しないんだよね。こういうのがいいんだ、こういうのが。こんなの絶対に売れないしビジネスにならないのだけれど。でもこういうのがいいんだ。




本当に綺麗な楽器。

さて次はフォルデが誇る出世頭、SECKOU KEITA! 

彼はなんとフォルデが、アフリカ外の初めての海外公演だったのだそうです。30年経って出世してもどってきたヒーローと、当時のプログラムディレクターのヒルダ。嬉しそう。


かっこいい写真は公式サイトのものをどうぞ!


そして、続くはインドのこの二人組!   実は自分の範疇(ケルト・北欧)外で、一番ぶっ飛んだのがこの二人!!!!  PARVEEN & ILYAS KHAN

まだCDというか、レコーディングも出してないような二人組なんだけど、兄弟だというデュオ。二人して、すごくいい!!! 

古典的なものも素晴らしいんだけど、男の子の方のちなみに「兄弟なんだよ」としかステージでは言わなかったので、どっちが上かこちらではわからず。それにしてもぶっ飛んだ。こういうの、よく見つけてくるよなぁ。ノルウェーは初めてなんだ、という。

正直、この時間帯、かなり疲れていたので、うとうとしながら見るかーと後ろの席に陣取ったのだけど、いや! なんか起きちゃいました。すごかった。


続いて、今回のメインコンサートをフォルデフューセットの大会場にて。

ここでは、またドンバスの娘たち、そして例のクルクル回るスーフィーダンスのJAWA、SECKOU KEITA、そしてかなり良かったのがイラクの女性シンガーを引っ提げたTARABBAND(バンド自体はスウェーデンなのだそう)。





ほんと他のフォークフェスには見られない豪華なライト! 

そしてこちらが、TARABBAND。

フロントの女性シンガー(イラク出身)が、もうパワフルでしっかりしており、かつノルウェー語(スウェーデン語?)もぺっらっぺら。まるでネイティブなみで、MCもほとんどノルウェー語(スウェーデン語?)でした。

なんだろう、「私の人生振り返れば、スウェーデン語を習得するなんて、なんてことないわ」くらいな勢い(笑)。すみません、イメージで言ってます。イメージで。

でもバンドがまたこれまた抜群に上手い! 重要なことなので、何度も書きますが、本当に女性シンガーに大事なのは、キレるように上手いバンドです。ほんと。

そして夜はこちらのご機嫌な音楽!!!! 実はめっちゃ楽しみにしていた。マラウィのこの方。You Tubeで見たそのもので、ご機嫌な音楽。



ビジュアルすごい! パーカッションとエレキギターのトリオで、めっちゃご機嫌!!! しかしこの楽器はどうやって運搬するのだろう。

そしてこちらは3曲くらいで切り上げ(とはいえ1曲7分くらいあるのでした)、次なる場所COLUMBI EGGヘ。

会場に行って思い出した。ここはホテルの宴会場。100人くらいのお客さんか?? そうだ、ここはそういう会場だった。何年も前にここでライコー・フェーリックスを見て、ぶっ飛んだのだった。あれはすごかった。ものすごい演奏だった。

でも、ここはいわゆる「歌声喫茶」(笑)。アコーディオンを持ったおじいちゃんがMCで、お客さんに楽しいおしゃべりと生の音楽をプレゼントする和みのコーナー。お客さんは、ノルウェー語のMCを聴いて、どっかんどっかん笑っている。

あきらかに客層は、伝統音楽のマニアではなく、一般のお客様。すごすぎるぜ、フォルデ!!! そうマニア向けに公演を作っていては、ダメなのだ。お客さんは幅広く集めないと。あっ、違った。もうそういう仕事、私はやめたんだったっけーーー!?

それにしても眠い。すでに時間は深夜23時で、時差ぼけもまだ抜けきれない私はもうヘロヘロ。でも今日のこの、いわゆる「8時だよ全員集合」イベントには、すごいバンドが出るのだ。翌日、このバンドが見られるかは、同行者の様子によってはわからない。今夜、絶対に見ないと。

おじいちゃんの和みのMCで、進行するイベント。最初はノルウェーの伝統音楽グループがいくつか登場する。そして、なんとあのインドの二人組も再び登場!!

しかし、この場は、なんというかNO PAという、よく言えばフレンドリーな、悪く言えば音響的には最悪のすごい環境。でもその環境でヒューマン・ビートボックスやってた!!!! す、すごい!! あれって、マイクなくても出来るもんなんだ???

そして驚いている間もなく、今日のお目当て登場!!! 来たーーーRYDVALL / MEJELVA / CARR!!!! ご存知ドリーマーズ・サーカスのアレが参加している今、最も注目されている北欧のトリオ。

これが、もう最高で、狂喜乱舞! いや、ヴェーセンに似ていると言えば似ているかもしれませんが、かっこよかった。とにかくかっこよかった。

そしてこのCOLUMBI EGGが終了し、帰りがけにインド組の男子の方が目の前にいたのをいいことに話しかけたら、これが、まためっちゃ好印象! 「兄弟なんでしょ、どっちが上?」と不躾に聞くと「想像して!」という。

「彼女がお姉さん」と答えると当たりだそう。それにしても今どきの子は本当にしっかりしてるし、好印象だわ。なんとか彼ら日本に呼べないかしら。あ、違った、自分は仕事をやめたんだったっけ。それにしてもすごい才能がいるなぁ。さすがインド!!!

そしてフォルデの夜はふけていく。もう1時だぁ… 会場はホテル内だったので、まぁ、よかった。部屋にもどってバタンキュー。明日もがんばろう。


◎1996年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろし、公式サイトは近日中にアーカイブ化予定。自分の主催公演や招聘はもうやりませんが、2026年も若干の雇われ案件があるので、そちらはゆっくりとやっていきます。

◎よく聞かれるので、ここに載せておこう。最近観た中でベストな映画はこれベストな本はこれです。

◎現在CDの販売は終了してますが、書籍はあいかわらず販売中。アイルランド名盤ガイド。楽曲への配信のリンク(Spotify)や、来日時のインタビュー、エッセイなど充実の内容。ポール・ブレイディ、メアリー・ブラック、マーティン・ヘイズ&デニス・カヒルの3冊です。こちらへどうぞ。

◎神保町すずらん通りのパサージュにてケルト書房という棚を運営しております。ケルト関係の書籍や友人の書籍などを販売中。こちらへどうぞ。

◎最近、こんな応援記事を書きました。ぺッテリ・サリオラの来日記念盤@Intoxicate

◎ケルティッククリスマス2026、発表になりました。今年はアルタンとソーラスが来日。詳細は公式サイトへ。

◎あいかわらず無印良品BGMの仕事はしております。この4月27日より昨年録音にかかわったデンマーク編が配信スタートしております。良かったら、聴いてください。店頭ではすでにその2週間くらい前から流れているようですが、結構まだBGM29のスコットランドもたくさん流れますね(のざき調査による)。

 

◎パンデミック後くらいから作曲家:日向敏文さんのお手伝いしております。昨年の6月25日に新作「the Dark Night Rhapsodies」がリリースされました。こちらが特設ページ(Sony Music Labels)。アナログ盤と、ピアノ小品集の楽譜は日向さんのサイトで通販中


◎その日向さんは、91年の大ヒットドラマ『東京ラブ・ストーリー』のサントラを手掛けていたわけですが、そちらが35周年記念のリイシューされることになりました。詳細はこちら。 最新インタビューをotonanoにて連載中! さらに今まで配信されていなかった『アナザー・グラフィティ』『妹よ』『陽のあたる場所』『愛という名のもとに』『ええにょぼ』も3月25日より配信スタートしております

◎また「Two Menuets」がこの5月25日よりGucciのキャンペーン「The Original Sinner」で使用されています。改めて聞くと良い曲!  Gucciのキャンペーンサイトはこちら