昔の映画を見ています:音楽映画あれこれ


あいかわらず夕飯のあとは仕事をしないで編み物をしながらネットで映画をみる、というのが徹底されています。どのくらい続くかわからないけど、当面の間はいい感じ。おこもり期間に最高の時間の過ごし方です。セーターもたくさん編めているので、いつかブログにもセーターのことを書きたい。

さて、今日は音楽映画をいくつか。皆さんのALL TIME 音楽映画BESTはなんでしょう? 私が音楽映画で好きなもの。たとえば『あの頃ペニー・レインと Almost Famous』『Hair』なんかは本当に大好き。何度も何度も見ました。

『HAIR』最初に見たのはテレビの深夜枠。確か大学に入る頃、実家で一人で夜更かししてて深夜映画として放送されていた(当時はそういうのがあったんですねぇ)、一度見てすっかり大ファンになってしまった。サントラとかも買ったんじゃないかな。アナログ盤を持ってた記憶がある。ストーリーもいいし、もちろん音楽もパワフルだ。

LET THE SUNSHINE IN....


『Almost Famous あの頃ペニー・レインと』も、ストーリーがいいんだよね、話の流れがねー。ペニー・レイン役の彼女の魅力も最高だけど、いやー とにかく物語がとても素晴らしい。流れている音楽も最高。ロック・スターの彼も、キャメロン・クロウの少年時代と思われる少年もめちゃくちゃ魅力的だし、この世界の虚しさが十分に描かれている。バスの中で大合唱する「Tiny Dancer」をはじめとしてサウンドトラックもとても良い。うーん、また見たくなっちゃったなぁ。



そして「王道」のこれ。ザルツブルグにある子供たちと一緒に駆け抜けたこの橋とか、マリアの修道院とか、最後コンサート会場になった劇場とか、行ったよ、行った。『サウンド・オブ・ミュージック』






最近の作品でとても好きなのは『最後のマイウェイ』。やっぱりこれも音楽がいいんだよなぁ。私はこの映画でクロクロ(クロード・フランソワ)のことを初めて知った。「マイ・ウェイ」がフランスの曲であることは知っていたけど、あらためて感動したわ…。彼の音楽はポップで楽しい。頭を空にして単純に楽しむことができる。フランス語で言葉がわからないのがいい。なんか単純にサウンドとメロディだけで楽しめるんだよなぁ。そのうち自分でも、こういう歌って踊れて、かつ実験的なアイドルものをプロえュースしたいと思う。女のアイドルでも男のアイドルでもいい。そう、アイドルって音楽で冒険できるんだよね。(先日の東洋大学の講座で学んだことのひとつ)それにしてもクロクロはいい。成功にハングリーなところなども。性格がめっちゃ悪いところも。

 

 映画の予告編はこちら。
 
 

『ジャージー・ボーイズ』もよく出来た映画だった。これも音楽が最高。この映画がミュージカル仕立てなのことについて反対意見を述べている人もいたけど、あれはミュージカルのヒットが先にあったわけで、そこをリスペクトしたイーストウッドの信念なんだと思う。私は大好きでした。最後、フランキーがグループをやってて最高の瞬間は?という質問に「4人で声をあわせたあの瞬間」「音楽が生まれる瞬間」って答えてたのが最高に良かった。いつも音楽はバンドメンバーよりもずっと高い場所に存在している。そしてバンドの内側はここでもめちゃくちゃだ。

エルトン・ジョンの『ロケット・マン』の方がクイーンの『ボヘミアン・ラプソディ』より好き…と何度かツイートしてるんだけどあまり同意を得られないところからウチのお客さんはそんな風に思ってないんだろうな、と思う。『ロケット・マン』のあの「Your Song」ができるバーニー・トーピンとの下りは何度見ても震える。どちらも制作にアーティスト本人が関わっているのが興味深いところ。確かにだいぶバイアスが入っているに違いないのだが、私はクイーンのあの映画はフレディ抜きでもバンドを続けるブライアン&ロジャーの免罪符なように思えてならないのだ。考えすぎかな。でもバンドエイドのあの最後のシーンはすべてを持っていくよね。あの凄さは認めないわけにはいかないし、その後に起こった「洋楽他力本願バブル」も音楽業界の片隅にいるものとしては喜ばないわけにはいかない。

数日前に『アリー スター誕生』をやっと今ごろ見た。主演男優のダメ男ぶりが最高。ガガも真面目に演技しててすごくいい。最後の歌のところはディーバ映画の典型で、ちょっと臭い。リメイクだからしょうがないけど、ストーリーが古すぎてまるで新鮮味がない。でもこれは俳優たちのすごさを味わう映画ということで良いのかも。嫌いではない。何度も書くがあのダメ男が最高に最高にはまってる。…と思ったら彼が作った映画なのね、これ。いやー 自分を活かしてるわー(いや、嫌味じゃなく)。

他にも音楽映画というと、ビートルズがまだアイドルだった時代の『やあ、やあ、やあ』も死ぬほど見た。あれで学んだ英単語や言い回しも多い。リンゴが可愛く、ジョンがかっこいい。

そうそう、忘れちゃいけない、この映画も。ジョニーがインタビューに答えてて脇にいる彼女に自分の言っていることに対する客観性を確認しているところが、すごくいいと思った。あのシーンで私もヨーコ・ラモーンになった。(とか、書くと真面目なラモーンズファンの人に怒られそう。でもあのシーンは本当に好きです)

 

この映画はずっと見逃していて、最近やっとネットで見ました。「アイ・ソー・ザ・ライト』ハンク・ウィリアムズって29歳で死んじゃったんだ。死因もちょっとマイケル・ジャクソンっぽいかも。そして女のセレクトが悪すぎる…



ぜひ皆さんがおすすめの音楽映画、教えてください!