例の「大執行」についてのドキュメンタリーということで、興味を惹かれ横浜まで見に行ってきました。
会場に行って「あ、あれの続編なんだ」と改めて認識。すみません。でも何度でもこのテーマであれば私は見たいと思うし、いろいろ知りたいと思う。ちゃんと見に行ってた過去の自分、ナイス(笑)
というわけで、見てきましたよ。『オウム大執行と私』
オウムの死刑囚たち、今から5年前、2018年7月6日に7名、7月26日に6名に死刑が執行された。これは今までにない圧倒的な数。これによって、永遠に解明できないこととも出てきてしまった。
麻原などは言動がおかしかったとはいえ、一審での死刑執行だった。これはちょっと異様な話だ。
このドキュメンタリーの内容は、この大執行直後、リアルにこれら死刑囚、被害者に関わった人たちの声を集めたもの。
それにしても。知れば知るほど信じられない「悪」の塊だったオウム真理教と麻原。そしてあきらかに「拉致」の証拠をつかみながらも坂本弁護士一家を「失踪」だと主張し続けた神奈川県警。オウム13人死刑5年 「大執行」当事者の葛藤描くドキュメンタリー映画 事件始まりの地 横浜できょうから上映:東京新聞 TOKYO Web https://t.co/8S19yMuEFL
— 野崎洋子 (@mplantyoko) July 7, 2023
本当に考えてほしい死刑制度のことを。私のブログで一人でもそういうことを考えてくれたら、もうそれで嬉しい。
というわけで、私が死刑について書いた過去ブログはこちら。
EUのシンポジウムに行った。うわ…2012年だよ、これ。もう11年前。今読んでも良い。
和歌山カレー事件。これも本当にやばい。
TVタックル『死刑制度を考える』
木村草太さんと青木理さん。
刑務官が明かす「死刑のすべて」
佐藤大介さん「ルポ死刑」
その他、佐藤大介さん登場の動画など
村上春樹『約束された場所で』
というわけで、この映画、内容はとても重要で良かったのだが、ちょっと音声が聞き取りにくいのが残念だった。
今やYou Tubeの素人動画でも音は非常に良い。トークイベントの登壇者たちの発言も、配信をしているのかしてないのか、オンラインで拾っていないので、とにかく音声が非常に弱いし、最後の岡田さんの居酒屋での独白なども、周りの女性客の声がかぶっていて残念だった。
他にもまさかと思うがカメラのマイクで拾っているのか、質問者側の声がやたら大きく答える人の声が小さかったり。
他の低予算(失礼)ドキュメンタリー。他のインディーズのドキュメンタリー監督たちも概してそうなんだけど、最近の素人動画のクオリティの高さを眺めるにつけ、プロの人こそ、どちらかというと動画の綺麗さやアングルの斬新さと同時に音のクリアさを重視してほしいと思う。
映画は…というか動画で何かを伝える時、それがドキュメンタリーにおいても細部のこだわりや演出はとても重要なのだ。
すみません、余計な話でした。実際、こういう映画作るの予算的にも人員的にもとても大変だと思う。だけどあえてこんなことも書きました。監督、スタッフの皆さん、これからも頑張ってください! 期待しています。