ドーナル・ラニーのドキュメンタリー『イン・タイム』に出てきたアーティスト その1 Frank Harte フランク・ハート

今朝、とあるラジオ番組さんから問い合わせがあり、フランク・ハートを聞き直していたら、なんだか感動してきちゃった。本当にいいですよね!

なんだろう、声に「歌うことが大好き」感がありませんか? めっちゃヴィヴィドな声。おじいちゃんなのに!! 「生きてることが楽しい」って感じがする!

ドキュメンタリーの中でフランク・ハートが話してましたね。そもそもダブリンに伝わるこういう歌は「伴奏なし」で歌うことが前提とされており、自分も伴奏されるのは嫌いだったけど、ドーナルの伴奏なら、より自由に歌える、って。(記憶違いだったらすみません)

それってすごいことだと思いませんか?

彼の声を聞いてわかる通り、彼の歌には、リズムも節もものすごく強くて、ものすごくクリアにそこに存在している。それを邪魔しないように、一緒にそこにいるってすごくないですか?

あらためて、ドーナルすごい!

映画でかかってたのって、これでしたっけ?


めっちゃ良くないですかーーー!? もう最高。こういうやつを、延々と聞いていたい。

フランク・ハートはダブリンの歌を伝える歌の巨匠。 すでに故人ですが、お嬢さんはお父さんのことをこんなふうに回想しています。「父が街に行くと、みんな父の歌を聞きたがった。そして彼の歌に関する「ビハインド・ストーリー」を聞きたがった」

そう、まさに歌を運ぶ人。そして歌の歴史を伝える人。アイルランドというと「シャーンノス(オールドスタイル)」とかそういう歌が好きな人多いけど、フランクのはもっとストリート歌。

子供の歌、そしてアイルランド歴史を伝えるバラッド、なによりダブリンの街の歌。大衆が一緒に歌う歌。

亡くなったのが、割と突然だったので、本当にあの時のドーナルは悲しそうでした。2006年。確かアルバムをレコーディングして、そのすぐ数日後とかに亡くなったのだったかな。とにかく突然だったのを記憶しています。

フランク没後20周年の記念アルバムも、ドーナルは遺族の方との協力体制で完成させています。これが昨年のこと。


この曲も彼が次の世代に伝えた。この曲を歌ってるシンガー多いですよね。

 

そして同じ曲がドーナルの他のプロダクションでは、こんなふうにもなる。すごくないですか? 痺れる… このそれぞれの楽器の絡みよ…あぁ!! このアルバム大好きで、一時は狂ったように聞いていました。

モレートの声、本当に素晴らしい。トリオナとの息のあったハーモニーよ。これぞアイルランド音楽の宝。 
 

最近のアイルランドというと、例えばLankumとか流行ってますけど(笑)そのルーツはここです。Lankumのイアンもフランク・ハートから大きな影響を受けた、と公言しています。

「フランク・ハートの僕らへの影響は計り知れない。ダラが彼の初期のアルバムを持っていたので、僕たちはそのアルバムを死ぬほど聞いた」「お金でアルバムが買えるようになると、今度は彼の書いた曲解説にのめり込んだ」


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