Glen Hansard R.I.P.


私のタイムラインはグレンへの追悼コメントでいっぱい。 
実は直接お会いする機会はなかった。プランクトンさんがスウェル・シーズン呼んだ時は、自分の出張だかツアーだかで、全然見れなかった。ちゃんとしたライブは一度も見ていない。 

バイクの単独事故だったという。朝4:30に亡くなった。まだ60歳になる前だった。早すぎるよね。

映画『Once』は最高に素晴らしい映画だけど、グレン的にはあの成功はキツかったと思う。

あんなに一生懸命やっていたバンドThe Framesは、アイルランド以外では注目されておらず、海外から見たグレンと言ったら『コミットメンツ』のOutspanか『Once』の名無しのguyだった。誰の人生を眺めてみても、人生は思い通りにいかないことの連続だと思う。 

『Once』が日本に上陸した時、配給会社さんにプロモーションの相談を持ちかけられ「呼ぶならグレンのバンドを呼んであげてください」と今思い返せばありえない提案をした若かった私(笑)

 六本木ヒルズのイベントで「びっくりさせるプレゼントがある」と配給会社さんがピカピカのTakamineをプレゼントしてたけど、サプライズと聞いてグレンが「ジョン(・カーニー監督)が来てるの?」って言ったのを今でも覚えてる。ピュアな人だ。

その後に発売になった日本版DVDのボーナストラックには、死んだ魚のような目をした二人の来日インタビュー動画が掲載されていた。 プロモーション活動とか、さぞ苦痛だっただろうなぁ、と想像。

なんでも顔に出ちゃう人だったと思う。

いつだったかダブリンのホームレスのために年末に安らげる場所を確保しようという「占拠」を行ったこともあったよね。あの時もニュース番組に出て「本当にこれでいいのかな」「違法行為でもあるし」みたいな迷いが見られた。 
 
 

でも、そこが信じられると私は思った。もちろん、それでも決意して彼は前に進むわけなんだけど。本当に素晴らしい人だったと思う。この件についてはブログにも書いていた

そしてもちろんダブリンのグラフトン・ストリートの年末のチャリティ路上ライブの常連だった。


さらに後のインタビューでグレンが答えていた印象的な話。

「ブルース・スプリングスティーンに良いアドバイスをもらった。あぁいう桁外れで予定外の成功をした時はとにかくちゃんとお祝いパーティをやって区切りをつけるんだ、と。そしてもう以前の自分は死んだのだ。その後の自分はもう過去の自分とは違うと自覚して生きていけ、というものだった」(PS  この件についても過去の私はブログにしてた。こちら

こちらも良き映像。


みんな追悼にあたりFalling Slowlyあたりをシェアするだろうから、私はこれを。大好きなライブ・アルバム。 この素晴らしいライブ盤を聴くと彼がいかに自分のバンドを頑張っていたかがわかる。The Frames、一度、ライブで見たかったな〜

グレンは絶対にこっちを聞いてほしいと思うんだ。だから私は分かったふうに(笑)これをシェアする。ありがとう、グレン・ハンザード。



◎1996年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろし、公式サイトは近日中にアーカイブ化予定。自分の主催公演や招聘はもうやりませんが、2026年も若干の雇われ案件があるので、そちらはゆっくりとやっていきます。

◎よく聞かれるので、ここに載せておこう。最近観た中でベストな映画はこれベストな本はこれです。

◎ノルウェーのフォルデ・フェスティバルに行ってきました。レポートを書いています。初日は1つか公演を見ていません。2日目以降のリンクは2日目3日目4日目5日目

◎アイルランドでメアリー・ブラックのラストコンサートを見てきました。レポートはこちら。セットリストをプレイリストにしました。

◎アイルランドでポール・ブレイディの3夜連続公演を見ました。レポートはこちら。最終日の様子はここ。セットリストをプレイリストにしました。

◎ドーナル・ラニーのドキュメンタリー『In Time』。自分の感想。出てきたアーティストの紹介。Frank Harte / Zoe Conway / Méabh Ní Bheaglaioch / Seosamh Mac Grianna。また関連楽曲を集めたプレイリストを作りました。楽曲解説も書いたよ

◎現在CDの販売は終了してますが、書籍はあいかわらず販売中。アイルランド名盤ガイド。楽曲への配信のリンク(Spotify)や、来日時のインタビュー、エッセイなど充実の内容。ポール・ブレイディ、メアリー・ブラック、マーティン・ヘイズ&デニス・カヒルの3冊です。こちらへどうぞ。

◎神保町すずらん通りのパサージュにてケルト書房という棚を運営しております。ケルト関係の書籍や友人の書籍などを販売中。こちらへどうぞ。

◎最近、こんな応援記事を書きました。ぺッテリ・サリオラの来日記念盤@Intoxicate

◎ケルティッククリスマス2026、発表になりました。今年はアルタンとソーラスが来日。詳細は公式サイトへ。

◎あいかわらず無印良品BGMの仕事はしております。この4月27日より昨年録音にかかわったデンマーク編が配信スタートしております。良かったら、聴いてください。店頭ではすでにその2週間くらい前から流れているようですが、結構まだBGM29のスコットランドもたくさん流れますね(のざき調査による)。

 

◎パンデミック後くらいから作曲家:日向敏文さんのお手伝いしております。昨年の6月25日に新作「the Dark Night Rhapsodies」がリリースされました。こちらが特設ページ(Sony Music Labels)。アナログ盤と、ピアノ小品集の楽譜は日向さんのサイトで通販中


◎その日向さんは、91年の大ヒットドラマ『東京ラブ・ストーリー』のサントラを手掛けていたわけですが、そちらが35周年記念のリイシューされることになりました。詳細はこちら。 最新インタビューをotonanoにて連載中! さらに今まで配信されていなかった『アナザー・グラフィティ』『妹よ』『陽のあたる場所』『愛という名のもとに』『ええにょぼ』も3月25日より配信スタートしております

◎また「Two Menuets」がこの5月25日よりGucciのキャンペーン「The Original Sinner」で使用されています。改めて聞くと良い曲!  Gucciのキャンペーンサイトはこちら