あくまで私なりの、私が個人で勝手に作ったドーナル・ラニーのドキュメンタリー『イン・タイム』のために作ったプレイリストです。
実際映画ではレコーディングになっていないものも多く使われているので、正直苦労しましたが、少しでも映画の雰囲気が伝わるといいな、ということで。
<解説>
1. The Petite Waltz
ドーナルが子供のころ近所のヘイズ一家から聞こえてきたメロディで覚えたという可愛らしいワルツを、映画では自身がピアノを弾いて再現しています。フランスのトラッド。幸せな子供時代を象徴するようなハッピーな曲。
2. Tribute to Peadar O'Donnell
映画ではドーナルがブズーキのソロでこの曲を再現するのですが、ここに入れるのに最適なトラックが配信にない。しかしこれはドーナルが作曲した名曲だから入れたい…。結局Moving Heartsのレコーディングでしか配信ではあがっていませんでした。Moving Heartsって、フュージョンやん!と偏見を思っていたのですが、よく聞くとかっこいいかも。特に4分すぎくらいに長いイントロダクションが終わってからの、クールフィンにも似たアレンジがクール。
3. Raggle Taggle Gypsy - Tabhair Dom Do Lamh
映画でかかるのはこのトラックの後半のインスト部分です。かっこいい!! 私は実はBothyよりも圧倒的にPlanxtyが好き。
4. 映画では、教会でMeabh Ni Bheaglaoichがドーナルのブズーキで歌うシーンがありますが、彼女のソロのレコーディングがあがっていないので、同じく彼女の歌声が聞けるこちらのトラックを入れておきましたが、ちょっと違うかなぁ。彼女はシェイマス・ベグリーの娘さん。当然ゲール語ネイティブで、素晴らしいシンガーでアコーディオン奏者。詳細は
こちらに書きました。
5. The Pipe on the Hob
みなさん、おまちかねBothyですよ〜
6. Butlers
鼓童との共演演奏がちらっと挿入されますが、曲はこれです。ジーン・バトラーのタップの音が素晴らしい!! Coolfinの名曲です。
7. Curragh of Kildare
このドキュメンタリー映画、クリスティ・ムーア、出過ぎだろう!!と思ったのは私だけではないはず。でもやっぱりドーナルとは幼馴染だし、仲良しなんだなぁと思いますね。思い出話を語るところで出てくるフォークソング。映画ではバウロンに関する話題が挿入されています。
8. Polkas
映画ではZoe Conwayが一人で大きなホールの中で演奏するシーンが挿入されますが、それだけにドーナルが書いたメロディの複雑さや天才ぶりがよくわかる。ここでプレイリストに入れたのはCoolfinでのレコーディング。本当にかっこいい!!
Zoeについては、こちらに書きました。
9. The Humours of Ballyloughlin (Jig)
ボシーバンド、そしてチーフタンズでも活躍したマット・モロイとドーナルのデュオは、本作でよく出てきます。映画で出てきたのはこの曲ではないのですが、プレイリストにはこれも入れておきました。
10. Sliabh Russels
超有名曲ですが、ドーナルが参加したレコーディングが配信上どこにもない!!(知ってる人、誰か教えて!!) しかたないので、Paddy Keenanのやつを挿入しておきますが。
11. Bunclody
ドーナルがやってたアイドル・グループ(この時期はクランシーブラザーズがバカ当たりし、こういうコーラスボーイズグループが異様に受けていたのでした)Emmet Spicelandです。こんなのまで上がっているのだから、やっぱり配信はすごい。そして若い頃のドーナル、かっこいい。さぞモテたことでしょう。
12. Cunla, 13. The Good Ship Kangaroo
Planxtyの名曲が続きます。ドーナルはボシーよりもPlanxtyに思い入れがあるのかな。思えばBothyはミホールのバンドだったのかも?(この辺については議論ありそう。ケルト警察の方の意見を求む)
14. Cora Venus Lunny
ドーナルの娘コーラのレコーディングもあまり発表されていないですね。今のアーティストってあんまりレコーディングって意識がないのかも? 彼女とドーナルが映画で演奏するのはアントニオ・カルロス・ジョビンの「How Insensitive」。録音がないので、代わりにプレイリストではピアノ奏者さんとのデュオトラックを入れておきました。相手は日本人の方ですがダブリンを活動の拠点にされているようです。
16. Sally Brown
映画ではプランクシティのテレビ映像(?)で、冗談みたいにして始まるんですが、プランクシティでのレコーディングはないので、アンディの在籍していたSweeney's Manの音源を。それにしてもアンディは、若い頃めっちゃハンサムでうっとり。モテたでしょうねぇ…。
17. I wish I was in England
この映画、絶対にクリスティ・ムーア音源多い。でもこのアルバム『プロスペラス』はやっぱり永遠の名盤ですね。
18. BlackSmith
かっこいいよーーーー Planxtyの『ブラックアルバム』これぞ名盤!! これぞ名曲!!
19. The Gold Ring
リアムのパイプこそ、Planxtyの核だったと思う。合掌。
20. 21 Frank Harteの2曲。素晴らしい。おじいちゃんなのにイキイキとしていて、音楽が鮮やか!! フランク・ハートについての詳細は
こちらへ。
22 Ride a Mile / Hardiman The Fiddler / The Yellow Wattle
Planxtyのライブより
23. Josei McDermott's / Martin Ansboro's
マットさんどのデュオもこのドキュメンタリーでは頻繁に出てきます。若い頃の二人は本当にかっこいい。
24. Farewell to Erin
いや、ほんと、この曲以降、アイルランド音楽は速度が速いのが正義とされたのでした(笑)
25. As I roved Out
こちらもFrank Harte
26. The Wind That Shakes the Barley
映画で、このタイミングで出てくるのがPauline Scanlon。映画ではドーナルがクラファンしてた新録のアルバムからの音源が使われているようです。当然まだネット上にはないので、Paulineの参加しているLumiereのレコーディングで、この名曲をここに差し込みました。
27. Rip The Calico
Bothy Band
28. The Enniskillen Dragoon
Christy Moore
29. Kesh Jig
The Bothy Bandの1番の人気曲と言っていい名トラックです。ご堪能あれ。
30. Natives
Christy Moore
31. Cainleach Glas an Fhomhair
映画のエンディングはZoe Conwayがドローンの上でアカペラで歌うこの名曲なんですが、その録音はどこにもないので、代わりにクラナドのこれを入れておきます。ドーナルの初期プロデュース作品としても名盤のクラナドの『セカンド』ですが、この素晴らしいギターのフレーズはどちらかというとミホール・オドンネルのセンスだという説が濃厚。コーラスが入ってくるところは鳥肌ものです。いや〜、かっこいい。
そのほかの資料(イリーガルなアップロードも含みますが、まぁ、いいかな…)
University Collage of Dublinでの上映会、
こちらにレポートがあがっています。
Paddy Glackinとのデュオ映像はYou Tubeに大量に良いものがあがっています。ぜひPaddy Glackin & Donal Lunny で検索してみてください。
ピーター・バラカンさんも言っていたけど、この映画、またピーターさんの音楽映画祭(9月)で上映されるかもです。お楽しみに!!
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◎1996年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろし、公式サイトは近日中にアーカイブ化予定。自分の主催公演や招聘はもうやりませんが、2026年も若干の雇われ案件があるので、そちらはゆっくりとやっていきます。
◎よく聞かれるので、ここに載せておこう。最近観た中でベストな映画はこれ。ベストな本はこれです。
◎ノルウェーのフォルデ・フェスティバルに行ってきました。レポートを書いています。初日は1つか公演を見ていません。2日目以降のリンクは2日目・3日目・4日目・5日目。
◎アイルランドでメアリー・ブラックのラストコンサートを見てきました。レポートはこちら。セットリストをプレイリストにしました。
◎アイルランドでポール・ブレイディの3夜連続公演を見ました。レポートはこちら。最終日の様子はここ。セットリストをプレイリストにしました。
◎ドーナル・ラニーのドキュメンタリー『In Time』。自分の感想。出てきたアーティストの紹介。Frank Harte / Zoe Conway / Méabh Ní Bheaglaioch。また関連楽曲を集めたプレイリストを作りました。
◎現在CDの販売は終了してますが、書籍はあいかわらず販売中。アイルランド名盤ガイド。楽曲への配信のリンク(Spotify)や、来日時のインタビュー、エッセイなど充実の内容。ポール・ブレイディ、メアリー・ブラック、マーティン・ヘイズ&デニス・カヒルの3冊です。こちらへどうぞ。
◎神保町すずらん通りのパサージュにてケルト書房という棚を運営しております。ケルト関係の書籍や友人の書籍などを販売中。こちらへどうぞ。
◎最近、こんな応援記事を書きました。ぺッテリ・サリオラの来日記念盤@Intoxicate◎ケルティッククリスマス2026、発表になりました。今年はアルタンとソーラスが来日。詳細は公式サイトへ。
◎あいかわらず無印良品BGMの仕事はしております。この4月27日より昨年録音にかかわったデンマーク編が配信スタートしております。良かったら、聴いてください。店頭ではすでにその2週間くらい前から流れているようですが、結構まだBGM29のスコットランドもたくさん流れますね(のざき調査による)。
◎その日向さんは、91年の大ヒットドラマ『東京ラブ・ストーリー』のサントラを手掛けていたわけですが、そちらが35周年記念のリイシューされることになりました。
詳細はこちら。 最新インタビューを
otonanoにて連載中! さらに今まで配信されていなかった『アナザー・グラフィティ』『妹よ』『陽のあたる場所』『愛という名のもとに』『ええにょぼ』も
3月25日より配信スタートしております。
◎また「Two Menuets」がこの5月25日よりGucciのキャンペーン「The Original Sinner」で使用されています。改めて聞くと良い曲! Gucciのキャンペーンサイトは
こちら。