ドキュメンタリー映画『This Small Island : The Story of Irish』を観ました


アイルランド島に人が住み始めてから今までを描く、珠玉のドキュメンタリー作品です。こちらがトレイラー。



アイルランド大使館は、大使が新しく着任されたんですよ。ホワイト大使。ダブリン出身!(天皇陛下にご挨拶するまでは"次期大使”ということなんでしょうかね)

日本へ、ようこそ! よろしくお願いいたします。




上映後には、来日したディレクターのジェーン・オールマイヤーさんによるトークとQ&Aもあり、とても興味深いお話が聞けました。以下は私のメモより。間違いや誤解があったらすみません。あくまで文責:のざきでお願いいたします。

いろいろな国、それぞれの物語がある。なぜ、今、アイルランドを世界中に広めたいのかということを考えていきたい。私はベルファスト生まれで、ロバート・キーのドキュメンタリーに非常に感銘を受けた。こちらですね。すごい、今、これ全部見られる。イリーガルアップロードかもですが

私も同じような作品をずっと作りたいと思っていた。飢饉のあとの話のドキュメンタリーはいくつかあるけど、国のはじまりからやってみよう、と。

アイルランド人はどういうものか、その本質を描きたかった。そしてアイルランド人がどう世界を変えたのか、それを伝えたかった。

まずはアイルランド人に見てほしい、自国を誇ってほしいという気持ちもあった。50万人が見たんですよ、とジェーンさん。特に15歳〜30歳の年齢層の人が見てくれた。

アイルランドは今、8,000万人のディアスポラ(本国を離れて世界各地に散らばっている人たちのコミュニティ)を形成している。

ナレーションを担当してくれたコリン・ファレルはLA在住で、自分の子供たちに見せたい、と言ってくれた。世界中の人たちが反応してくれていて、とても嬉しい。アイリッシュ・ディアスポラ以外の人も見てくれた。

実際アイリッシュ・ディアスポラの人たちのうち、ほとんどがアイルランド生まれではありません。(ジェーンさんは20%と言っていたようにメモっていたのですが、AIに確認したら、今現在98%がアイルランド生まれではないそうです)

アイルランド人は、「アイルランド人はお断り NO IRISH NEED APPLY」と言われてきたように、過去においては魅力的な国ではなあった。それが変わった。

(会場からの質問に答えて)(取材していて興味深かったのは)特にニューファンドランド島の人たちは、すごくアイルランド人っぽくって、とても面白かったし、取材していて楽しかったです。

実際に世界各地に赴き、地元の歴史家に話を聞いていきました。そしていかにアイルランド人のDNAが広がっているか、それを実感しました。

もっとたくさんの場所を取材してみたかった。日本はその筆頭です。ラフカディオ・ハーンもそうですが、とても興味深いコネクションがある。予算の関係で、それはかないませんでしたが。

(ドキュメンタリーでは)音楽も素晴らしいものができたと思います。ちなみに音楽は(キーラの創始者メンバーとして、フレイムズのメンバーとしても知られる)Colm Mac Con Iomaireが担当してくれました。

アイルランドは、西ヨーロッパの中で植民地になった経験がある唯一の国です。今、この世界で、大変な思いをしている国を励ますような存在になればいいと思っています。

ちなみにこのあとはパレスチナでの上映が決まっています。(会場からロジスティックはどうなっているのか、と質問あり)実際に行くのはとても大変だしコンフィデンシャルな部分もありますが、今、現地のスタッフが頑張ってくれています。

以上、ジェーン監督。ありがとうございました。このドキュメンタリー、アイルランド映画祭でもかからないかな。事務局に今度聞いてみます。

ところで。この映画に内容がとても近いこの本、まだ存在を知らない人が多いみたいなので、あらためて貼っておく。やっぱり口コミプロモーション大事だよね。

 

◎今日からいよいよ開幕するPeter Barakan's Music Film Festivalの第6回目。初日の今日、私は4本見る予定にしているのですが(今まで3本は経験あり。4本いけるか??!笑)、4本目は19時から上映のこちらの映画です。


私も一応、女ひとりプロモーターですから、彼女のことが大好き! 名誉なことに上映後のトークに呼んでもらえるということに。皆さん、会場でお会いしましょう! チケットはこちらから。私が、最初にこの映画を見た時の感想はこちら(我ながら、すごい濃ゆい、しかも長文の感想)

◎96年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろし、公式サイトは近日中にアーカイブ化予定。自分の主催公演や招聘はもうやりませんが、2026年も若干の雇われ案件があるので、そちらはゆっくりとやっていきます。

◎10月31日(土)のこちらのイベントの制作をお手伝いしています。大田区民プラザにて「ケルト・ハロウィン・フェスティバル」メインはO'JIZOのコンサート。CDも発売になるよ!

◎よく聞かれるので、ここに載せておこう。最近観た中でベストな映画はこれベストな本はこれです。

◎ノルウェーのフォルデ・フェスティバルに行ってきました。そのフォルデのレポートをONTOMO Webに載せていただきました。Tower Records MIKIKIにも。ありがとうございます。

◎アイルランドでメアリー・ブラックのラストコンサートを見てきました。レポートはこちら。セットリストをプレイリストにしました。

◎アイルランドでポール・ブレイディの3夜連続公演を見ました。レポートはこちら。最終日の様子はここ。セットリストをプレイリストにしました。

◎ドーナル・ラニーのドキュメンタリー『In Time』。自分の感想。出てきたアーティストの紹介。Frank Harte / Zoe Conway / Méabh Ní Bheaglaioch / Seosamh Mac Grianna。また関連楽曲を集めたプレイリストを作りました。楽曲解説も書いたよ

◎現在CDの販売は終了してますが、書籍はあいかわらず販売中。アイルランド名盤ガイド。楽曲への配信のリンク(Spotify)や、来日時のインタビュー、エッセイなど充実の内容。ポール・ブレイディ、メアリー・ブラック、マーティン・ヘイズ&デニス・カヒルの3冊です。こちらへどうぞ。

◎神保町すずらん通りのパサージュにてケルト書房という棚を運営しております。ケルト関係の書籍や友人の書籍などを販売中。こちらへどうぞ。

◎最近、こんな応援記事を書きました。ぺッテリ・サリオラの来日記念盤@Intoxicate

◎ケルティッククリスマス2026、発表になりました。今年はアルタンとソーラスが来日。詳細は公式サイトへ。

◎あいかわらず無印良品BGMの仕事はしております。この4月27日より昨年録音にかかわったデンマーク編が配信スタートしております。良かったら、聴いてください。店頭ではすでにその2週間くらい前から流れているようですが、結構まだBGM29のスコットランドもたくさん流れますね(のざき調査による)。

 

◎パンデミック後くらいから作曲家:日向敏文さんのお手伝いしております。昨年の6月25日に新作「the Dark Night Rhapsodies」がリリースされました。こちらが特設ページ(Sony Music Labels)。アナログ盤と、ピアノ小品集の楽譜は日向さんのサイトで通販中


◎その日向さんは、91年の大ヒットドラマ『東京ラブ・ストーリー』のサントラを手掛けていたわけですが、そちらが35周年記念のリイシューされることになりました。詳細はこちら。 最新インタビューをotonanoにて連載中! さらに今まで配信されていなかった『アナザー・グラフィティ』『妹よ』『陽のあたる場所』『愛という名のもとに』『ええにょぼ』も3月25日より配信スタートしております

◎また「Two Menuets」がこの5月25日よりGucciのキャンペーン「The Original Sinner」で使用されています。改めて聞くと良い曲!  Gucciのキャンペーンサイトはこちら。