ドキュメンタリー映画『グルスポングの奇跡』を見ました。すごいよ!


いやーー ドキュメンタリーなんですよ、これ。ドキュメンタリー。でもデヴィッド・リンチとか好きな人はこの映画のすべてが好きかもしれない。やばい(笑) そういや、なんだか映画の色味までリンチ作品に通じるものがある?!

試写で拝見させていただきました。試写室に行くスケジュールが合わず、オンライン試写にて。

ちょっとありえない偶然がもたらした奇跡に沸き、感動する老齢の姉妹。舞台は北欧。ノルウェーの片田舎で生まれた高齢の彼女たちが、グルスポングというスウェーデンの小さな村で、すごい奇跡に遭遇する。

最初はワクワク、ドキドキして楽しそうだった。冒頭は姉妹の素敵なマンションを購入しようというシーンの再現から始まる。そして、それがどんどん不穏な空気に包まれていく。

そして戦争当時の双子の扱いや、自殺だとされたお姉さんの死の謎など、どんどん話は暗い闇の部分を曝け出していくのだった。

ドキュメンタリーなのに計ったような謎解きが始まり、視聴者はストーリーに引き込まれていく。でも100分ほどの長さなのでストレスはない。監督も女性監督で、彼女たちに寄り添い、時には「映画を撮る以上に」、現実に巻き込まれながらも、この謎を記録し、謎の深みへと導かれていく。

っていうか、これ、編集もすごく絶妙だよね。いただいた資料によると途中パンデミックで監督と出演のおばちゃんたちは直接コンタクトを取ることができなくなり、電話やオンラインでの会話が挿入され、それがまた十分な効果を醸し出している。

最後のシャンデリアが落ちてくるシーンもすごいし、結局どう言う結論なのか。あぁでもない、こうでもないと一緒に見に行った人と語り合いたくなる。どうして、あのテストの結果はこうなのか、DNA検査の結果は? そして警察の資料は? 育った環境が違いすぎる家族?

映画を見終わってから時間がたっても、このパズルの目を合わせるにはどうしたらいいのか、まだ考えている自分がいる。例えば、このおばちゃんとお姉さんは本当に似ているのだから、実際双子だっとして、その娘は実は別の産みの親からの貰われっ子で…とか。

うーん、ありえないか、そんなの。では、見つかったおばちゃんが導き出したお姉さんの死因解明はどう説明する??? とか、なんとか…

9月4日 池袋シネマ・ロサ、シネマート新宿ほか、全国で公開。公式サイトはこちら
 

◎96年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろし、公式サイトは近日中にアーカイブ化予定。自分の主催公演や招聘はもうやりませんが、2026年も若干の雇われ案件があるので、そちらはゆっくりとやっていきます。

◎よく聞かれるので、ここに載せておこう。最近観た中でベストな映画はこれベストな本はこれです。

◎ノルウェーのフォルデ・フェスティバルに行ってきました。レポートを書いています。初日は1つか公演を見ていません。2日目以降のリンクは2日目3日目4日目5日目。そのフォルデのことを記事にしていただきました。ONTOMO Web

◎アイルランドでメアリー・ブラックのラストコンサートを見てきました。レポートはこちら。セットリストをプレイリストにしました。

◎アイルランドでポール・ブレイディの3夜連続公演を見ました。レポートはこちら。最終日の様子はここ。セットリストをプレイリストにしました。

◎ドーナル・ラニーのドキュメンタリー『In Time』。自分の感想。出てきたアーティストの紹介。Frank Harte / Zoe Conway / Méabh Ní Bheaglaioch / Seosamh Mac Grianna。また関連楽曲を集めたプレイリストを作りました。楽曲解説も書いたよ

◎現在CDの販売は終了してますが、書籍はあいかわらず販売中。アイルランド名盤ガイド。楽曲への配信のリンク(Spotify)や、来日時のインタビュー、エッセイなど充実の内容。ポール・ブレイディ、メアリー・ブラック、マーティン・ヘイズ&デニス・カヒルの3冊です。こちらへどうぞ。

◎神保町すずらん通りのパサージュにてケルト書房という棚を運営しております。ケルト関係の書籍や友人の書籍などを販売中。こちらへどうぞ。

◎最近、こんな応援記事を書きました。ぺッテリ・サリオラの来日記念盤@Intoxicate

◎ケルティッククリスマス2026、発表になりました。今年はアルタンとソーラスが来日。詳細は公式サイトへ。

◎あいかわらず無印良品BGMの仕事はしております。この4月27日より昨年録音にかかわったデンマーク編が配信スタートしております。良かったら、聴いてください。店頭ではすでにその2週間くらい前から流れているようですが、結構まだBGM29のスコットランドもたくさん流れますね(のざき調査による)。

 

◎パンデミック後くらいから作曲家:日向敏文さんのお手伝いしております。昨年の6月25日に新作「the Dark Night Rhapsodies」がリリースされました。こちらが特設ページ(Sony Music Labels)。アナログ盤と、ピアノ小品集の楽譜は日向さんのサイトで通販中


◎その日向さんは、91年の大ヒットドラマ『東京ラブ・ストーリー』のサントラを手掛けていたわけですが、そちらが35周年記念のリイシューされることになりました。詳細はこちら。 最新インタビューをotonanoにて連載中! さらに今まで配信されていなかった『アナザー・グラフィティ』『妹よ』『陽のあたる場所』『愛という名のもとに』『ええにょぼ』も3月25日より配信スタートしております

◎また「Two Menuets」がこの5月25日よりGucciのキャンペーン「The Original Sinner」で使用されています。改めて聞くと良い曲!  Gucciのキャンペーンサイトはこちら