さて、話は戻って、このCDですが、アルバムのタイトルはどうしよう。そう思った時、まずは英語に関して何かと助けていただいているピーター・バラカンさんに、ご相談しました。今までもバンド名の日本語表記や、英語タイトルなどアイディアをいただいたことがありましたが…ほんとうに私も我ながらずうずうしいというか…。でもここは躊躇せず、とにかく多くの人に協力していただかねばなりません。ピーターさん、ありがとうございます!!
ピーターさんには「海外のアーティストたちが、自宅で自分の友達にCD棚をのぞかれて、これは何かと聞かれた時、 “いやー 日本のファンの人たちが応援とかいって作ってくれてさー”と自慢できるような、そんなタイトルにしてくれとお願いしました。
数日後、というか、ほぼ即日ピーターさんは「ちょっと長いけど」と言いながら『Band Aid in Revese - a present from Japanese music fans to their favourite musicians というタイトルを考えてくれました。Band Aid … そうだ、バンドエイドは84年に始まったチャリティ活動でしたが、今度は私たちがミュージシャンをサポートする番だ。これはナイス。やった。これでタイトルが決まった!! ありがとう、ピーターさん。
そんなふうにバタバタ忙しくしている毎日だったのですが、そこに今日のブログのトップに写真を掲載したアラマーイルマン・ヴァッサラットのリーダー、スタクラの訃報が入ってきたのです。アラマーイルマン・ヴァッサラットは私がもっとも頑張ってプロモーションしたバンドの一つでしたが、それがそんな終わり方を遂げたわけで、寂しいけど、もう彼らの来日はない。でもスタクラの資料を整理していたらこんな楽曲のビデオが出てきた。そしてこの曲に…というかこの演奏に(笑)通訳の染谷和美さんが面白がって「悔しこの夜」とつけてくれたことを思い出したのです。
染谷さんのユーモアのセンス、いいよなぁ!!…と考えつつ、染谷さんにはすでにこのCDの歌詞対訳を正式発注していたので、「ついでに」何かいい日本語タイトルはない?と考えていただけたらとお話したところ、快くいくつかアイディアを送っていただいたのです。いくつかくださったな中で2番目に書いてあったかな。私がピンと来たのが「バンドにエイド」というタイトルでした。これ、いい! わかりやすい! 染谷さん、すごい。
っていうか、こういう「言葉」の力、●ンツーとかに発注したら、これだけでたぶん1行50万とかするんだよ…
うううう、きっとこのタイトルは、スタクラが授けてくれたのかもと思った。「染谷さんに聞いてみなよ、彼女ならわかってるよ」って。スタクラも染谷さんののことが大好きでした。天国のスタクラにも、ありがとう。あんたのバンドは売れなかったけど(笑)私にこの事業を続けていく自信をくれた。
というわけで、ついにプロジェクト「バンドにエイド」がついにスタートすることになったわけです。
「バンドにエイド」いいネーミング!
まずは企画書を書き、いろんなクラファンのサイトを見てあれこれ研究。そしてCampfireさんにお世話になることが決定しました。さて、まずはここの審査に通らないと!!
続きは明日。