#pbmff レポート7 『マイルス・デイヴィス クールの誕生』を観ました

 

Miles Davis: Birth of the Cool

©2019 Eagle Rock Entertainment Limited and THIRTEEN Productions LLC



マイルス。ジャズ界の巨匠。気むずかし屋というイメージ。まだ私が音楽を仕事にし始めたころは健在だったし、来日もしてたけど「嫌な性格のビックネーム」的な噂が多く、正直良いイメージがない。

偉い人なのは、頭じゃわかっているけど…  しかも、なんかオシャレな男って、威圧感ある。それだけで、もう苦手。

写真もなんか怖いし、音楽は何回か聞いたけど…いや、音楽は嫌いじゃないですよ。「スペイン」とか、キングレコードの川島重行プロデューサーに薦められ、何度か聞いた。(川島さんが日本制作したギル・エバンスの『バド&バード』はグラミーを取った)

確かに、あれこそ魂の音楽だよね。でも、マイルスのことを知った頃には、私はもう音楽の仕事してたんで… 正直、仕事するようになってからの私は自分と関係ないミュージシャン、基本的には全然興味ないのよね。すんません。(ある意味、プロとも言える)

そして…加えて、ごめんなさい。リオン・ラセルの個性的なドキュメンタリーを見たあとじゃ、正直、この映画は、あまりに普通というか、正直代理店のプレゼンか学校の授業受けてるのかと思っちゃったのよ。そのくらい真っ当なドキュメンタリーでした。

つまり情報は整理されていて、とてもわかりやすい内容だった。(でもなぜビル・エヴァンスのことが出てこないのかが謎。ギルの方はたくさん出てきたのに)ところで、マイルスは、今年生誕100周年なんだそうだ。

それにしても音楽映画祭ですよ。短期間にこれだけ音楽ドキュメンタリー見たら、映像作品としての比較もするわな。どんな作り方しているのかな、と。そういう意味では、これは安心して見ていられる作品です。

内容はバイオグラフィー的にわかりやすく流れていきます。子供のころのマイルスだけど、結構いいお家の子だったみたい。ジュリアードにまで入学して(ドロップアウトしているけど)クラシックの教育も受けてたのには、びっくり。

ちなみに私が何度か聞いたのは「スペイン」、「ブルー」、「死刑台のエレベーター」…かな。特に「スペイン」はギル・エヴァンスとの作品ですからね。

以下、ピーターさんの上映後のトークより。これまた文責:野崎でお願いいたします。自分で書いておきながら、すでに自分のハンドライティングが読めません(笑)。間違い等、ありましたら、詳しい方、会場にいた方、ご指摘お願いいたします。

ピーターさんも、これは正統派のドキュメンタリーですね、と。ピーターさんは「In a silent way」(1969)というアルバムが好きだそうです。18歳のときに聞いた作品。「Kind of blue」も聞いたことがあったけれど、とのこと。

なんかの時にテレビで2週間連続でマイルスが特集されたことがあって、それを観た程度。それにしても警官にぶたれたエピソードがトラウマになったというのも、すごく印象的ですね、と。生涯マイルスはレイシズムと戦っている人だった、と。レイシズムはやはり彼にとっても大きなテーマではあった。

とにかくチャーリー・パーカーやディジー・ガレスビーに憧れた。

ジュリアードにドロップしたのかもだけど、一時入っていたのは、やはりすごい。キャリアがびっくりするほど長い。

自分としては、いわゆるマイルスのキャリアとしては、評価が低い時代だけど「TUTU」といったアルバムも聴きやすくてかっこいいと思っています、と、ピーターさんは話してらっしゃいました。

とにかくすごい才能だった。切ない感じの音源や、ミュートを使ったあの辺の音はすごく魅力的ですよね、と。

『マイルス・デイヴィス クールの誕生』まだ、何度か上映があります。詳細は公式サイトへ。



◎96年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろし、公式サイトは近日中にアーカイブ化予定。自分の主催公演や招聘はもうやりませんが、2026年も若干の雇われ案件があるので、そちらはゆっくりとやっていきます。

◎10月31日(土)のこちらのイベントの制作をお手伝いしています。大田区民プラザにて「ケルト・ハロウィン・フェスティバル」メインはO'JIZOのコンサート。CDも発売になるよ!

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そのピーターさん、音楽映画の本も出ますよ。こちらに詳細を載せました

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◎ノルウェーのフォルデ・フェスティバルに行ってきました。そのフォルデのレポートをONTOMO Webに載せていただきました。Tower Records MIKIKIにも。ありがとうございます。

◎アイルランドでメアリー・ブラックのラストコンサートを見てきました。レポートはこちら。セットリストをプレイリストにしました。

◎アイルランドでポール・ブレイディの3夜連続公演を見ました。レポートはこちら。最終日の様子はここ。セットリストをプレイリストにしました。

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◎その日向さんは、91年の大ヒットドラマ『東京ラブ・ストーリー』のサントラを手掛けていたわけですが、そちらが35周年記念のリイシューされることになりました。詳細はこちら。 最新インタビューをotonanoにて連載中! さらに今まで配信されていなかった『アナザー・グラフィティ』『妹よ』『陽のあたる場所』『愛という名のもとに』『ええにょぼ』も3月25日より配信スタートしております

◎また「Two Menuets」がこの5月25日よりGucciのキャンペーン「The Original Sinner」で使用されています。改めて聞くと良い曲!  Gucciのキャンペーンサイトはこちら