ミスター・スローハンド? 


ほんとに弾いているんかい?!と思えるような、この弓のミニマムな動き!  すごいよなぁ!


そして、現在現役アイリッシュ界のスローハンドといえば、ルナサのショーン・スミス。

私は何度か、ショーンが入ってないルナサを見たことがあるんですが、これが全然違う。普段ルナサ見ていて「ショーン、すげーーーっっ」って思うことは滅多にないんだけど、いなくなってわかる、その凄さよ。

違うフィドラーで聞いて、初めて気づく、その偉大さよ。

だからルナサが日本に来る時はいつもショーンを、ってお願いしてきた。本人も日本が好きみたいで、いつもフィドルはショーンが来てくれる。アメリカ・ツアーの時は違うフィドラーも多いんだけど。トーラとか、コリンとか。でも二人ともショーンには敵わない。

ショーンは医者で勤務している病院にはルナサよりもかっこいいドクター・ショーンのプロフィール写真が載っている。ぜひこちらのページをご覧になって(笑)

何度かこのブログにも書いていることだけど、いつだったかルナサを関空に見送った時、ゲイトで、おばあちゃんが倒れた。さっと駆け寄っておばあちゃんの脈をとるショーン。か、かっこいい!!! 

アイルランドではドクターがこういうのを無視して立ち去ると免許剥奪になるのだとか。(日本でもそうなのだろうか)

そして、最初期のルナサのエピソード。ルナサがアイルランドの田舎を車でツアーしていた時。ひどい交通事故を目撃。ショーンはそれを無視することができず、車を止めて血だらけの被害者を救急車が来るまで介抱していたそう。

その場に居合わせた、他の男子たちは、もう血を見ただけで顔面蒼白でビビりまくりだったそう…とは、マイケル・マクゴールドリック談。

あ、違う、今日書こうとしているのは、ショーンのドクターネタじゃなかった。

今回はこの素晴らしいショーンのボウイングを見てもらいましょう。最近ケヴィン・クロフォードがシェアしてたリハーサル動画。比較する対象の先生が巨匠なので、申し訳ないのだけど、伝統音楽とクラシックの違いもよく出ていると思う。

ボウイング、全然違うでしょ? 見てわかるでしょ?


この弓の動き!!!!! これがショーンなんですよ! これがSound of Lunasaなんです。

ま、こういうフィドラーなかなかいないよな。ショーンのお家は妹ちゃんたちもドクター&フィドラーなんです。長女のブリーダなんかパンデミックの時、医療チームを率いてテレビで解説したり大変だったけど、がんばった。

音楽と医療。スミス兄妹、人間的スペックが高い! 世界の役に立ってる度がすごい! 

実は私とショーンは婚約していたことがある(爆)。二人とも独身主義者で、あと10年後、二人とも独りだったら、ぜひ結婚しましょう、とダブリンのYAMAMORIで婚約した。

ショーンは、それを当時のマネージャーのスチュワートにも話したらしく、いつだったか話をしていたら「聞いたよー」と話題を振られた。だから私たちはマネジメント公認だ。

そこから20年くらいとっくに経っていると思うけど、お互いその話題には二度と触れることはない(笑)

★

◎96年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろし、公式サイトは近日中にアーカイブ化予定。自分の主催公演や招聘はもうやりませんが、2026年も若干の雇われ案件があるので、そちらはゆっくりとやっていきます。

◎10月31日(土)のこちらのイベントの制作をお手伝いしています。大田区民プラザにて「ケルト・ハロウィン・フェスティバル」メインはO'JIZOのコンサート。CDも発売になるよ! 詳細はこちらへ。


◎ピーター・バラカンさんの音楽映画祭の応援団やってます! 今回も充実の内容。公式ページはこちら。本日最終日。

◎ドーナル・ラニーのドキュメンタリー『In Time』。自分の感想。出てきたアーティストの紹介。Frank Harte / Zoe Conway / Méabh Ní Bheaglaioch / Seosamh Mac Grianna。また関連楽曲を集めたプレイリストを作りました。楽曲解説も書いたよ。


◎そのピーターさん、音楽映画の本も出ますよ。こちらに詳細を載せました。

◎よく聞かれるので、ここに載せておこう。最近観た中でベストな映画はこれ。ベストな本はこれです。

◎ノルウェーのフォルデ・フェスティバルに行ってきました。そのフォルデのレポートをONTOMO Webに載せていただきました。Tower Records MIKIKIにも。ありがとうございます。

◎アイルランドでメアリー・ブラックのラストコンサートを見てきました。レポートはこちら。セットリストをプレイリストにしました。

◎アイルランドでポール・ブレイディの3夜連続公演を見ました。レポートはこちら。最終日の様子はここ。セットリストをプレイリストにしました。

◎現在CDの販売は終了してますが、書籍はあいかわらず販売中。アイルランド名盤ガイド。楽曲への配信のリンク(Spotify)や、来日時のインタビュー、エッセイなど充実の内容。ポール・ブレイディ、メアリー・ブラック、マーティン・ヘイズ&デニス・カヒルの3冊です。こちらへどうぞ。

◎神保町すずらん通りのパサージュにてケルト書房という棚を運営しております。ケルト関係の書籍や友人の書籍などを販売中。こちらへどうぞ。

◎最近、こんな応援記事を書きました。ぺッテリ・サリオラの来日記念盤@Intoxicate

◎ケルティッククリスマス2026、発表になりました。今年はアルタンとソーラスが来日。詳細は公式サイトへ。

◎あいかわらず無印良品BGMの仕事はしております。この4月27日より昨年録音にかかわったデンマーク編が配信スタートしております。良かったら、聴いてください。店頭ではすでにその2週間くらい前から流れているようですが、結構まだBGM29のスコットランドもたくさん流れますね(のざき調査による)。

 

◎パンデミック後くらいから作曲家:日向敏文さんのお手伝いしております。昨年の6月25日に新作「the Dark Night Rhapsodies」がリリースされました。こちらが特設ページ(Sony Music Labels)。アナログ盤と、ピアノ小品集の楽譜は日向さんのサイトで通販中。


◎その日向さんは、91年の大ヒットドラマ『東京ラブ・ストーリー』のサントラを手掛けていたわけですが、そちらが35周年記念のリイシューされることになりました。詳細はこちら。 最新インタビューをotonanoにて連載中! さらに今まで配信されていなかった『アナザー・グラフィティ』『妹よ』『陽のあたる場所』『愛という名のもとに』『ええにょぼ』も3月25日より配信スタートしております。

◎また「Two Menuets」がこの5月25日よりGucciのキャンペーン「The Original Sinner」で使用されています。改めて聞くと良い曲!  Gucciのキャンペーンサイトはこちら。