
ドーナルのドキュメンタリーの解説ブログとして、まだもう数人紹介しておきたいアーティストがいますので、もう少しお付き合いください。
ドラマー/パーカッショニストのリアム・ブラッドリー。割とドキュメンタリーが始まって頭の方に出て来て、ドーナルのリズムの捉え方の話をしてましたが、あれ、面白かったですよね。
伝統音楽は、人間のように二足歩行ではなく、4本足の生き物が走っていく、あの感覚だ、と。
リアムですが、最近、みなさんの耳に新しいのは、この辺でしょうか? フルックのブライアン・フィネガンのソロアルバムからTONY。
4分過ぎからのかっこいい展開は、確かに4本足で走る生物=アイリッシュ・ミュージックっていう感じがしますよねー。
リアムは北アイルランドはデリー出身で、とにかくたくさんのミュージシャンのバックを勤めてきました。
一番有名なのはヴァンかな。あとはギルバート・オサリヴァン(あれ、来日した時、一緒に来たっけか?)、メアリー・ブラックのバンドをやってたこともあるし、ポール・ブレイディも。クラナドやカーラ・ディロン、ルーファス・ウェインライト、ムーヴィング・ハーツもやってた。
とにかく人気のある人。なんというか真っ直ぐ直角に入るドラマーとかって、本当に私は好きじゃないんだけど(オイスターバンドとか、フェアポートとか)、ちゃんとうねるような繊細なリズムもできる人、すごいよね。ロイ・ドッツ(フェアグラウンド・アトラクションズ)やレイ・フィーン(クールフィン)とか。
リアムは、現在ドーナルが最も信頼するドラマーの一人と言っていいでしょう。
あと、彼、実は歌も抜群に上手いんだよね。いつだったかヴァンの「Have I told you..」を歌っているデモカセットを人からもらったことがあって、彼がヴォーカルで、すごく素敵だったのを覚えている。どっかにちゃんとした録音ないかしら。
ちょっとシルキーヴォイスっぽいテナーで、かつ、なんていうんだろ、エディやブーみたいに息や声をしっかり楽器みたいに自然にコントロールできるタイプのシンガーで(語彙が見つからず)、とにかく、すごくいいんだ。
それにしても、ドーナルのリズムの捉え方は、本当に面白い。下記に少し、ドーナルの音楽がよくわかる音源を貼っておくので、ぜひ聞いてみて。どれも有名トラックばかり…
(その1)「キャバン・ポットホールズ」by シャロン・シャノン
この曲は作曲もドーナル。それにしても、このイントロ!!! そしてキックの入り方。すごいでしょ。ドーナルいわく、シャロン(アコーディオン)とナリグ(フィドル)が乗る馬車をレイ・フィーン(ドラム)が御者となって走らせていくイメージなんだって。
キャバンの道はボコボコで舗装されてないから(だったか車輪が一つ壊れているから…だったかも?)、こうなるんだ…とのこと。すごいよね。
(その2)「Don't Say Okay」by メアリー・ブラック
このイントロのブズーキ、すごくないですか!!! イントロからして最高にイカしてる!! フィドルはキーラン・トゥーリッシュ。ついでにハーモニカはブレンダン・パワーね。実はメアリーのトラックでドーナルがプロデュースしたものは少ない。これはその中のひとつ。
(その3)「スパニッシュ・レディ」by トリーナ&マレード姉妹
極上の音楽 これもドーナル・ワールドだよなぁ。ここでもブズーキが最高!
しかしリアム・ブラッドリーってよくある名前だよね。今回、彼のことググるのに苦労した。何度か向こうで会ったこともあるので、自分のfacebookとかで調べたら、私の友達になってたリアム・ブラッドリーは、最近エド・シーランのツアーをキャンセルしたことでも話題になったBeogaのキーボードだった… あれ??
っていうか、私、Beogaと面識あったっけか??? ごめん、わかってないでフレンドリクエストしちゃってたかも…(汗) 会ったことのない人とは友達にはならない主義だったのだが…(汗、汗)
話をリアムに戻すと、最近は、おそらくフルックのブライアンの紹介だと思うんだけど、ロシアの大物ロックスター、ボリス・グレベンシコフのバンドもやってる。
最後にこちらのライブ映像もはっておこう。ブライアン(フルック)も大活躍のボリス・グレベンシコフ御大の最近のライブ映像。
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◎96年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろし、
公式サイトは近日中にアーカイブ化予定。自分の主催公演や招聘はもうやりませんが、2026年も若干の雇われ案件があるので、そちらはゆっくりとやっていきます。
◎10月31日(土)のこちらのイベントの制作をお手伝いしています。大田区民プラザにて「ケルト・ハロウィン・フェスティバル」メインはO'JIZOのコンサート。CDも発売になるよ!
詳細はこちらへ。
◎ピーター・バラカンさんの音楽映画祭で、再び上映されたドーナル・ラニーのドキュメンタリー『In Time』。自分の感想。出てきたアーティストの紹介。Frank Harte / Zoe Conway / Méabh Ní Bheaglaioch / Seosamh Mac Grianna。また関連楽曲を集めたプレイリストを作りました。楽曲解説も書いたよ。
◎よく聞かれるので、ここに載せておこう。最近観た中でベストな映画はこれ。ベストな本はこれです。
◎ノルウェーのフォルデ・フェスティバルに行ってきました。そのフォルデのレポートをONTOMO Webに載せていただきました。Tower Records MIKIKIにも。ありがとうございます。
◎アイルランドでメアリー・ブラックのラストコンサートを見てきました。レポートはこちら。セットリストをプレイリストにしました。
◎アイルランドでポール・ブレイディの3夜連続公演を見ました。レポートはこちら。最終日の様子はここ。セットリストをプレイリストにしました。
◎現在CDの販売は終了してますが、書籍はあいかわらず販売中。アイルランド名盤ガイド。楽曲への配信のリンク(Spotify)や、来日時のインタビュー、エッセイなど充実の内容。ポール・ブレイディ、メアリー・ブラック、マーティン・ヘイズ&デニス・カヒルの3冊です。こちらへどうぞ。
◎神保町すずらん通りのパサージュにてケルト書房という棚を運営しております。ケルト関係の書籍や友人の書籍などを販売中。こちらへどうぞ。
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◎その日向さんは、91年の大ヒットドラマ『東京ラブ・ストーリー』のサントラを手掛けていたわけですが、そちらが35周年記念のリイシューされることになりました。
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otonanoにて連載中! さらに今まで配信されていなかった『アナザー・グラフィティ』『妹よ』『陽のあたる場所』『愛という名のもとに』『ええにょぼ』も
3月25日より配信スタートしております。
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