90分のドキュメンタリーで、場所はテルアビブの屋上の上。ビルの谷間の人々の生活が見える夜景。ある意味なんの変哲もない場所。だからこそ、兵士たちの話が響く。イスラエルの兵士の人たち… 人間性を失っている。
一人の標的のために500人を犠牲にしたことがある、と語る。顔は見えない。でも声は…声も加工してあるのか、とにかくびっくり。
AIで人類が滅びるって、警告がちょっと前にあったけど、あれはこうやって実現されるのだな…という良いサンプルがここにある。人間が介入しているうちは、それでも「良心」は担保される。が、それが機械になったら…
イメージフォーラムは平日の昼間なのに、激混みで、最前列しか空いておらず、もともと一番前に座るのが好きな私であるが、イメージフォーラムは本当に見上げる感じになるので、ちょっと見ずらかった…
が、そんなことは吹っ飛んでしまうくらい圧倒的な作品だった。『関心領域』の監督。この怖さ、そういやテイストがあの映画と一緒だ。怖すぎる。
町山解説も秀逸。 町山さんの言葉にすべてが集約されているから、ぜひ聞いてみてください。
イスラエルというのは、そういう国だ。こちらの朝日新聞ポッドキャストに詳しいので、ぜひ。
もう国の成り立ちからして他の国と違う。圧倒的な軍事国。そもそも、みんながみんな自分の国を脅かしているという考えが先にある。
パン屋のマイクは最近見ないな、と思ったら戦争に行っている等々。とにかく日常に戦争がある。いや、戦争の中に日常があると言って良いのかも。
若い人は一番良い時期を軍の中で育ち、兵役を終えてから大学へ。そのあと手厚い助成がある軍需産業でスタートアップ(だからスタートアップも強い)、そして会社をアメリカで売り抜けて人生あがり…みたいな。
一方、世界は、そんな小国(人口は1,000万ほどだ)を怖がりながらも「で、その実践でテストしまくった最高性能のドローンはいったいお幾らなんでしょう?」と聞くことをやめられない。
同時に軍が強すぎるこの国は外交で問題を解決するということを、いつまでたっても学ばないのだという。本当にやばいと思う。
ところで、あの『カンダハール』が再上映されるらしい。これは見なくては。実は見逃していたのだった。もうあれから25年か。
長らく、イスラエル政界はネタニヤフ氏かそれ以外でいくのか。それにつきる構造が続いています。 結局ネタニヤフ氏とは何ものなのか。 遠藤雄司エルサレム支局長の連載「ネタニヤフ氏の実像」は↓無料で読めます。 https://t.co/B3ItV9Jl3X
— 高久潤(Jun Takaku) (@juntakaku) October 26, 2026
◎ピーター・バラカンさんの音楽映画祭の応援団やってました! 上映されたドーナル・ラニーのドキュメンタリー『In Time』。自分の感想。出てきたアーティストの紹介は…Frank Harte / Zoe Conway / Méabh Ní Bheaglaioch / Seosamh Mac Grianna / Liam Bradley / Pauline Scanlon。また関連楽曲を集めたプレイリストを作りました。楽曲解説も書いたよ。
◎そのピーターさん、音楽映画の本が発売になり、こちらに詳細を載せました。
◎よく聞かれるので、ここに載せておこう。最近観た中でベストな映画はこれ。ベストな本はこれです。
◎ノルウェーのフォルデ・フェスティバルに行ってきました。そのフォルデのレポートをONTOMO Webに載せていただきました。Tower Records MIKIKIにも。ありがとうございます。
◎アイルランドでメアリー・ブラックのラストコンサートを見てきました。レポートはこちら。セットリストをプレイリストにしました。
◎アイルランドでポール・ブレイディの3夜連続公演を見ました。レポートはこちら。最終日の様子はここ。セットリストをプレイリストにしました。
◎現在CDの販売は終了してますが、書籍はあいかわらず販売中。アイルランド名盤ガイド。楽曲への配信のリンク(Spotify)や、来日時のインタビュー、エッセイなど充実の内容。ポール・ブレイディ、メアリー・ブラック、マーティン・ヘイズ&デニス・カヒルの3冊です。こちらへどうぞ。
◎神保町すずらん通りのパサージュにてケルト書房という棚を運営しております。ケルト関係の書籍や友人の書籍などを販売中。こちらへどうぞ。
◎最近、こんな応援記事を書きました。ぺッテリ・サリオラの来日記念盤@Intoxicate◎ケルティッククリスマス2026、発表になりました。今年はアルタンとソーラスが来日。詳細は公式サイトへ。
