澤田大樹記者『永田町の人をウォッチしてみた よくわからない国会議員の仕事』を読みました



TBSラジオでおなじみ、澤田記者の本が出た、ということで、さっそく購入。国会議員の、もしかしたら「おバカな」裏側がたっぷり知れるのではないかとワクワクしつつページをめくった。

そしたら思ったより、普通の本である。決して暴露本ではない。そしてめちゃくちゃわかりやすい。全くストレスなくスイスイ読めちゃうタイプの本だ。これは、実際、国会議員の皆さんはこの本の登場を喜ぶのではないだろうか。

ある意味、お客様(有権者)には、彼ら本人の口からは言い訳できない、彼らの苦労もたくさん書かれているからだ。

そこが、すごくフェアだと思った。何度もいうが、国会議員をバカにしたい人は、この本じゃない方がいい。

…とは、いえ…

とはいえ、彼らの行動は、やっぱりかなり可笑しい。というか悲哀に満ちている。例えば会議中は居眠りをするくらい日々くたびれまくっている彼らなのに、修学旅行の子供たちの接待には妙に熱心とか。まったく国会悲哀交々。先日この部分が無料で公開になった。ぜひ読んでみて。


そして本当に信念のある人じゃないとできない仕事であることも、しみじみと感じられた。

でもやっぱり国会議員は変だ。例えば「君(くん)づけ呼び」とか、なるで時代遅れのようにも思う。

でも例えば2025年衆議院予算委員会の予算委員長である枝野さんは「さん」呼びを用いた、と。「なんだ自由にしていいんじゃん」と思えば、その法的背景もあったり… いや、当然なんだけどさ。こんなことひとつとっても国会って面白いなぁ、と思う。

あと笑ったのは委員会には「水」と「コーヒー」を持ち込むことは認められてるんだけど、ずっと「水」だけだったのを「マイボトルでコーヒー飲みたい」と言い出したのは実は進次郎(笑)だったとか。

また農林水産委員会は水さしにわかるように「牛乳」を入れて飲むとか… なんかいちいち爆笑もの。(夏休みは学校が閉まって牛乳の消費量が落ちるので、みんな頑張って飲むらしい、とか・笑)

他、副大臣と政務官の違い。いま、本当に一番働いている赤沢大臣も、ずっと副大臣で不祥事でいなくなった大臣の代わりをずっと務めてらして、石破内閣でやっと大臣に引き上げられ、澤田さんはなんだかとても嬉しくなったとか。

確かにずっとウォッチしてれば、そうなるわな…一方で、時々朝日の冨名腰隆さんもよく離しておられる「番記者」「記者」と「政治家」との距離。

他に国会議員は食べるのが早くないとつとまらないとか。実際、これ、あるよなぁ…としみmじみ。

私も超忙しい旅行業界にいた時「早飯」「早グソ(失礼)」を徹底してた。なんと福島瑞穂さんは、ざるそばを1枚平均4口で食べられるとか。(ご本人もブログで書いてらっしゃるそうです)…すごい。

また澤田記者のユニークな視点も、もちろんびっくり。例えば澤田記者が注目しているのは「出身大学」ではなく「出身高校」だというのだ。その理由も、この本に書かれているけれど、なるほど、という感じ。そして注目すべき「出身分野」。

そして実際に接触するとわかる国会議員には2種類しかいない…で紹介されている「2種類」には爆笑した。澤田さん、それ、音楽業界もまるで一緒です(笑)

でも本当の社会、本当の国会というのは、たとえば障害を持っている人でも病気の人でも参加できるような、そういう場ではないといけないと私も思う。(そういう意味では、あの、れいわ新選組がやったことは評価できるとも思う)

働いて、働いて、働いて(あれ、5回だっけ?)じゃないとダメなんて、時代遅れなのだ。

 澤田記者も言うとおり「推しの政治家」がいてもいい、と。でも「つねにその人をウォッチすることも大切」と。ほんと有権者としての責任は重いよな>自分たち。自戒をこめて。

ってなわけで、ちょっと固くなっちゃったかもだけど、この本。めっちゃ楽しい本であることは事実。なのでたくさんの人に読んでもらいたい。

そして、なんといってもオタクの方のお話は、どんなジャンルでも楽しい、ってのが原則なんだよな。

例えばこの動画、妙に笑える。確かにいろいろ知ってたら、楽しいだろうなぁ! こういう動画が、自分も選挙に行こうって多くの人に思わせてくれるように思う。まずは、みんなで投票率アップを、お願いしたいところです。日本は異様に低すぎるもんね…



◎96年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろし、公式サイトは近日中にアーカイブ化予定。自分の主催公演や招聘はもうやりませんが、2026年も若干の雇われ案件があるので、そちらはゆっくりとやっていきます。

◎よく聞かれるので、ここに載せておこう。最近観た中でベストな映画はこれベストな本はこれです。

◎ノルウェーのフォルデ・フェスティバルに行ってきました。レポートを書いています。初日は1つか公演を見ていません。2日目以降のリンクは2日目3日目4日目5日目。そのフォルデのことを記事にしていただきました。ONTOMO Web

◎アイルランドでメアリー・ブラックのラストコンサートを見てきました。レポートはこちら。セットリストをプレイリストにしました。

◎アイルランドでポール・ブレイディの3夜連続公演を見ました。レポートはこちら。最終日の様子はここ。セットリストをプレイリストにしました。

◎ドーナル・ラニーのドキュメンタリー『In Time』。自分の感想。出てきたアーティストの紹介。Frank Harte / Zoe Conway / Méabh Ní Bheaglaioch / Seosamh Mac Grianna。また関連楽曲を集めたプレイリストを作りました。楽曲解説も書いたよ

◎現在CDの販売は終了してますが、書籍はあいかわらず販売中。アイルランド名盤ガイド。楽曲への配信のリンク(Spotify)や、来日時のインタビュー、エッセイなど充実の内容。ポール・ブレイディ、メアリー・ブラック、マーティン・ヘイズ&デニス・カヒルの3冊です。こちらへどうぞ。

◎神保町すずらん通りのパサージュにてケルト書房という棚を運営しております。ケルト関係の書籍や友人の書籍などを販売中。こちらへどうぞ。

◎最近、こんな応援記事を書きました。ぺッテリ・サリオラの来日記念盤@Intoxicate

◎ケルティッククリスマス2026、発表になりました。今年はアルタンとソーラスが来日。詳細は公式サイトへ。

◎あいかわらず無印良品BGMの仕事はしております。この4月27日より昨年録音にかかわったデンマーク編が配信スタートしております。良かったら、聴いてください。店頭ではすでにその2週間くらい前から流れているようですが、結構まだBGM29のスコットランドもたくさん流れますね(のざき調査による)。

 

◎パンデミック後くらいから作曲家:日向敏文さんのお手伝いしております。昨年の6月25日に新作「the Dark Night Rhapsodies」がリリースされました。こちらが特設ページ(Sony Music Labels)。アナログ盤と、ピアノ小品集の楽譜は日向さんのサイトで通販中


◎その日向さんは、91年の大ヒットドラマ『東京ラブ・ストーリー』のサントラを手掛けていたわけですが、そちらが35周年記念のリイシューされることになりました。詳細はこちら。 最新インタビューをotonanoにて連載中! さらに今まで配信されていなかった『アナザー・グラフィティ』『妹よ』『陽のあたる場所』『愛という名のもとに』『ええにょぼ』も3月25日より配信スタートしております

◎また「Two Menuets」がこの5月25日よりGucciのキャンペーン「The Original Sinner」で使用されています。改めて聞くと良い曲!  Gucciのキャンペーンサイトはこちら。